暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第57話 小猫&滝丸!ボギーウッズを打倒せよ!
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うみても友好的な奴じゃないわね、以下にも血を抜いて殺すって感じだわ。


「皆、迎撃態勢を!……って!貴方何をしているの!?」


 とはいえこのままみすみす殺られるわけにはいかないわ。私は皆に指示を出そうとしたが覆面の男がゆっくりと昆虫の方に歩いているのを見て叫んでしまったわ。


(マズイ、あの人がやられるわ!?)


 蚊のような昆虫が男に鋭い口を刺そうとした、でも男は一瞬でその昆虫を2体まとめて潰してしまった。そのあまりにも鮮やかな動きに私達は反応することが出来なかった。


「早い……それでいて何と自然な動きなんだ」
「ただ物じゃないわね……」


 皆もあの男の動きを見て警戒を強めていた。敵だったらかなり厄介な相手になりそうね。


「あーあー……手が体液で汚れちまった。まあ仕方ねえか、コイツのノッキング法は知らねぇからな」


 男は覆面を外して手に付着していた虫の体液を手を振って祓っていた。意外とあっさりと覆面を取っちゃったわね、それに結構イケメンね。


 でも長髪かと思ったらそれは覆面についていた物で実際はリーゼントなのには驚いたわ。あの髪形を見ていると次郎さんを思い出すわね。


「ねえ貴方、貴方は一体何者……」
「しゃべらない方が良い、この大陸から出られなくなるぞ」
「えっ……?」


 私は男に声をかけようとしたが男に手で遮られて黙ってしまう。この大陸から帰れなくなるってどういう事かしら?



―――――――――

――――――

―――


side:小猫


 部長たちを先に行かせた私達は、美食會の幹部と対峙しています。グルメSPの男性と体格のいい男性、どちらも相当の実力者のようですね。


 イッセー先輩の方をチラッと見てみると既に戦闘を開始していました。虫使いの男、トミーロッドの放つ無数の虫をナイフやフォークで迎撃して戦っていました。朱乃先輩も雷の矢でイッセー先輩をフォローしています。でも二人とも虫の攻撃で傷だらけになっていました。


「よそ見してるんじゃねーよ!」
「ッ!?」


 巨体の男がいつの間にか目の前にいて頭を叩きつけようとしていました。男の予想外のスピードに驚きましたがかわせないほどではありません。私は後ろにバックステップして攻撃を回避します。


「二重の極み!」


 そして男に殴りかかりますがそこにグルメSPの男性が割って入って攻撃を受けました。


「なっ!?」


 まさかこっちの細い人が攻撃を受けに来るなんて思いもしませんでした。でもこれで少なくともダメージは与えられるはず……!?


「な、何が起きたんですか?人の中から人が……!?」



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