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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第57話 小猫&滝丸!ボギーウッズを打倒せよ!
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「そんな……」
辺りを見渡してみてもセンチュリースープがある場所にできると言われるオーロラの姿はなかった。まさか本当にスープは無いのかしら?いえ、まだ諦めるのには早いわ。
「皆、諦めたら駄目よ!オーロラが無くてももしかしたらスープがあるかもしれないわ、ここは手分けしてスープがないか探しましょう!」
節乃さんのお店で飲んだセンチュリースープはあまりの透明さに目で見えないくらいだったわ。だから天然物のセンチュリースープも同じように目に見えないくらい透き通ってるかもしれない。
「よし、なら数人で組を作って捜索しよう。まだ美食會の奴らがいるかもしれないしな」
「……いや、どうやら既に誰かいるみたいだぞ」
ゼノヴィアは奥から誰かが来るのを察知したみたいね、私も何者かの気配を感じたわ。
「だ、誰か来たわよ!?」
「覆面を被っていますね、顔が分からないです……」
「あんなの怪しすぎますよ!敵の可能性大です!」
ティナさんが奥から誰かが来ると叫んだ。その人物はアーシアの言う通り頭に覆面を被っており顔は分からなかったが体格からして男かもしれないわね。
あら、翌々見たら船で見かけたような気がするわね。でもこんな場所で一人でいるなんて怪しすぎるわ、さっきグルメSPの人が美食會の仲間だったからあいつもスパイかもしれない。ルフェイの言う通り敵の可能性が高いわね。
「そこのあなた、止まりなさい。こんな所で一体何を……ッ!?」
私は滅びの魔力を出して怪しい男に警告する。だが男は何も言わずにその姿を消してしまった。
「消えた!?」
「いや、後ろだ!」
私は消えた男を目で追うが、ゼノヴィアは背後にいると指摘したので振り返ってみる。すると彼女の言う通り男が背を向けて立っていた。
「おい、お前!何者だ!」
「美食會の仲間か!」
閃さん達が
氷銃
(
アイスガン
)
を構えるが男は何も反応しない。殺気も感じないし目的は私達じゃないのかしら?
「リアスさん、あの人は悪い人じゃないのでしょうか?」
「ちょっと待ってください!私達が下りてきた通路から何か来ますよ!」
アーシアは男の行動に首をかしげていた、けど直ぐに何かを感じ取ったルフェイが声を荒げる。確かに何か羽根の擦れるような音が聞こえるわね……まさか!?
「あれは虫か?あの昆虫使いの男が出したのか!」
「マズイわ、祐斗君ですら斬れなかったクワガタみたいな奴が来たら……!」
ゼノヴィアとイリナは不安を言葉にする。私も先程攻撃を受けたからどうしても体が恐怖してしまってるわね……
そして通路の奥から現れたのは蚊のような昆虫だったわ。でもど
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