星20 城戸邸の日常2
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でいた。
という訳で、何処かで気でも抜けていたのか見られていたみたいで。
実はこの噂って結構前からあったモノでして……。
恐らく一部の私に悪い印象を持ってる使用人さんの人が広めているんだろうと思います。
陰でこそこそされるより面と向かって言いなさい。と言いたいですね。
「沙織、私は気にしていませんから」
「けど、おかあさま」
心配そうにこちらを見つめてくる沙織。うう、優しい子です。
「魔女は魔女でも、私は沙織にとっての魔法使いでいるつもりです」
シンデレラの魔法使いみたいな……ですよ?
「 ! おかあさま……」
なんだか感動した!って顔に書いてありますね。
でも、実は沙織の近くには笑顔にしてくれる男の子が、魔法使い……いえ、今はまだ聖闘士候補が居ますから。
おや、今度は氷河が星矢に肘で小突かれています。
そして、申し訳なさそうに謝ってきました。
「真名さん、ごめんなさい。お嬢さんも、不快にさせてごめん」
「いいえー、気にしてませんので、大丈夫ですよー」
「氷河……ううん、私も言葉がキツかったわ」
三人で謝って解決しました。こういう事は早めに終わった方がいいですからね。
「ほら、二人共。一応私の自慢の一つ。青薔薇を見て行ってくださいな」
「「はい!」」
うむうむ、子供は笑顔が一番ですよ。
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