星20 城戸邸の日常2
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てんじゃねーですよ?
━━━━━真名。
おや?
━━━━━アイオロス、どうかしましたか?
━━━━━今、沙織お嬢様の悲しみに満ちた小宇宙を感じたのだが……。
…………。
━━━━━アイオロス、今からでも遅くないです。沙織に”おとうさま”呼びを復活してもらってはいかがでしょう?
━━━━━……何故だ!?
いや、多分純粋に心配して聞いてきたのでしょうけど、タイミングが……。
━━━━━まるで親ばかみたいな感じでしたので……つい。
━━━━━お、親ばか!?
「うっ。あ、あー、興味はないけど見た事ない花ならすこーし。うん、少しだけ気になるかなー?な、なんて……」
今更ながらマズイと思ったらしい星矢。
でも、そのさっきの言葉の撤回を聞いた沙織は
「本当?嫌じゃない……?」
伏せていた顔を上げて星矢を見つめてます。少し目が潤んでますね。
「え、えっとだな。う、うん……いや、じゃない」
そう星矢の”いやじゃない”を聞いて花の蕾が大輪で咲いたの如く輝かしい笑顔を、星矢に向けた沙織は心底安心したという感じです。
しかし、沙織よ。お主、天使から小悪魔にジョブチェンジしてませんかね?
ほら、星矢ったら美幼女である沙織の輝かしい笑顔を見て赤面して固まってますよ。
━━━━━今度はどうした!喜んでいるようだから心配はしていないが……。
いえ、貴方がどうしたですよ。
━━━━━ただ単に、お友達の言葉に一喜一憂してるだけですから。大丈夫ですから。
━━━━━そ、そうか。
アイオリアを育ててましたから、私より子育てとか先輩なのに、沙織に関しては過保護というか……まぁ、沙織はアテナなのだから仕方ないですけどね。
過保護なんて通り越して元々信仰対象ですから、当たり前なんですが……。
何故かアイオロスって沙織に対しての態度が親目線なんですよ。
まぁ、アテナとしてなら改めて敬うでしょうけど。
アイオロスもちゃんと人間の沙織として接してくれているという事ですね。
今は良い事なんですが、アテナとして覚醒したらどうなるのか気になります。多分ですけど、意識を変えて”アテナ”として接するんでしょう。
え?私はどうなのかって?私はボケもツッコミも出来る助言者を目指してますので、アテナの相談役あたりでも務めたいなー……なんて、思ってみたり。
とりあえず、今、それは良いのです。
今、目の前で起こっているおいしい展開を見逃す事はできないのです。はい。
「カメラは……カメラはないのですかー!?ああ、無いのでした。仕方ない、心のカメラで撮るしか!」
「何を撮る気ですか?何を。しかも心のカメラっ
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