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女神と星座の導きによりて
星19 城戸邸の日常
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は!ふ、ふん!もう知らん!」

 と、そっぽを向いてのっしのっしと花園から離れます。
 
 「あんなに気にかけてるんだから、素直になれば良いのに」

 瞬がぽつりと言葉をこぼします。本当にねー?
 紫龍と氷河もやれやれといった感じに頭を横に振ります。呆れてますね。

 「まぁ、男の子ですからそう簡単に素直にはなれないのでしょうね」

 幼い男の子は繊細です。それに、星矢はお姉さんと離れ離れにした光政公を憎んでるでしょうから、その孫娘の沙織に対して優しくしたくても複雑な想いもあると思いますし。

 「そういえば一輝はどうでした?瞬」

 「あ、兄さんは……その……」

 「うん、皆まで言わなくても良いですよ」
 
 拒否されたんでしょうなぁ……。瞬と一緒ならお話出来るかなー?って思ったんですけど、そう問屋は下ろさないですよねぇ?
 実はまだ一言も話してないんですよ。いや、一言ありましたね。

 「俺にかまうな」

 って、クールというより、ふっつうに拒絶された感ががが……。
 瞬はとてもその事を気にしていて、一輝を説得してくれてるんですけど、中々旨くいかない様で……瞬、ありがとうございます。
 星矢はなんとかなりそうですけど、一輝がなぁ。他の子に比べると聞きはしてくれますが、話す事はないという感じで、直に何処かに行ってしまうんですよね。まぁ、構い過ぎもいけませんし、程々の距離で接しますか。
 さーて、瞬達と離れて沙織を誘ってアイオロスの所にでも行きますか。
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