星18 出会い
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。実際、女神として自覚してなくても聡明で、優しい心を持った可愛い美幼女になっているのです。変態に気を付けなければ……!
「沙織、後でおやつに紅茶のシフォンケーキを食べませんか?生クリームたっぷりですよ?」
「わぁ!食べたいです!えっと、おかあさまはご一緒ですか……?」
上目遣いで聞いてきました。この幼女、自分の容姿わかってる!しかし、私は顔に出しません。平常心平常心。
「沙織が良ければ一緒に食べましょうね」
「はい!おかあさま!」
うん、可愛い可愛い。あ、鼻血は出てませんよね?大丈夫大丈夫。
……もしも此処にデス君が居たらこう言うのでしょうね?
「変態はお前だよ」
って。
ふふふっ、本当に言われたら、もちろん双魚宮裏ですけどね……。
この時まさか遠くの異国で、銀髪をオールバックにした少年がくしゃみをした事を私は知りませんでした。
□■□■□■□■□■□■
「おかあさまー」
「あら、沙織?」
花園で花の世話をしていると背後から五つの気配を感じ、呼ばれたので振り向きました。
すると沙織が四人の男の子……一人は女の子でしょうか?いえ、もしかして、あの子は……
「おかあさま、今日からうちに来た子達ですよ!えっと……」
名前を言おうとしたのでしょうね。中々出てこない様子なので一人の子が前へ出てきました。
「はじめまして!おれの名前はじゃぶです。邪武と呼び捨ててください!」
おお!ちゅう……いえ、ユニコーンの邪武ですか。え、なんですか。まさか、沙織に一目惚れでもしてこうなっているんですか?もう忠犬……らしさが出てますね。早っ。
ちょっと感動して握手します。今度は黒髪を長髪にした男の子が出てきました。お、もしかして……
「はじめまして、おれの名はしりゅうともうします。おれも紫龍と呼び捨てでかまいません」
おお、やはりドラゴンの紫龍。この頃から礼儀正しい……。はい、握手です。ん?紫龍の後ろから女の子の様な子が出てきました。この様子からしてやっぱり
「あの、えっと、ぼくの名前はしゅん、瞬と言います。今日からよろしくお願いします……」
おずおずといった感じで挨拶してきました。うん、アンドロメダの瞬でしたね。わかりやすいです。瞬とも握手しようとしたら横から声がしました。
「なーなー、菓子が食えるって言うから付いてきたんだぜ?早く食わせてくれよー。腹減った」
「な!お前、失礼だぞ!」
邪武が少年の言葉に注意します。おおう、この子はわかりやすいですね。でも……
「こら、少年」
「ん?おわっ!?」
少年の脇に手で掴み高く上げます。まぁ、ただの”高い
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