暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第151話:Booster Forest
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からだ。
「ルナ………僕は…」
空は徐々に明るさを失い、蒼い色を紅へと変えていく。
紅と紫の混じった夕焼けが凄烈な光を放ち、ルナとの戦いへの感傷を否応なしに高めていく。
「…ルイン」
ゼロが屋上に姿を現す。
自分達に出撃を報せに来てくれたのだ。
「ヤコブの頂上にエネルギー反応を感知した……ルナだ…準備が出来次第、出動だ」
ルインは固く瞼を閉じた後にややあって頷いた。
司令室へと、足を踏み出そうとした時。
「待って」
振り返るとアクセルが強い眼差しを向けていた。
「ヤコブの頂上には僕1人で行くよ…ルナは僕に任せて欲しいんだ」
「…アクセル…まさか…お前…」
「お願い、僕がルナを助けたいんだ。僕のやり方で」
「………任せていいの?」
確認するルインにアクセルは迷うことなく頷いた。
自分のやり方でルナを救いたい。
それが自分が彼女に出来る唯一のことだと信じて。
「…分かったよ…ヤコブ付近の敵は私達に任せて…ルナを任せたよ」
「…うん」
決意に満ちた表情でアクセルは軌道エレベーターのある方角を見つめるのだった。
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