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駄目親父としっかり娘の珍道中
第88話 見合い写真ってのは大体宛にならない
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っていたのはこれまた大層毛深い顔をした剃りの深い女性、と言うかゴリラが映っていた。

「こりゃないだろ。いや、確かに俺原作でも二次の方でもゴリラ扱いされてるけどさぁ・・・ゴリラと見合いってないんじゃないのぉ?」

「ばぁか、そりゃあれだよ。写真撮る時に緊張しちまって剃りが深くなっちまったんだよ」

「嫌、その程度で済む剃りの深さじゃないんだけど。剃りって言うか全体まんべんなく毛深いんだけど」

「おめぇだってケツ毛ボーボーって言ってたじゃねぇかぁ。あれと同じことだろうよ」

「いや、絶対違うとおもうぞ」

 そう、近藤は今日見合いに来ていた。

 これから一生を共にする伴侶となる女性の元へと上司でもある松平と共にこうして紋付と袴で完全武装してやってきた次第なのである。

「良いか近藤。今回会う相手は前にお前らが世話になった奴ら・・・何ていったっけなぁ。かん・・・かん・・・監察局? 浣腸局?」

「とっつぁん、それを言うなら【管理局】な」

「そうそうそれそれぇ。その管理局の偉いえらぁいお方の娘さんなんだそうだってよぉ。何でも管理局提督の娘さんだってんだからお前ぇ、逆玉じゃねぇかよ羨ましいねぇ色男さんよぉ」

「は、はぁ・・・」

 歯切れの悪い返事をしつつ、再度近藤は例の写真を見る。其処に映っていたのは紛れもなくゴリラだった。

(前にアースラ隊の皆とあった時には誰も彼もが美形揃いだった筈なんだけどなぁ。やっぱ中にはいるのか? こんなゴリラみたいな局員とか・・・もしかして、管理局の上層部は皆ゴリラ顔だったりするのか? ってことは、時空管理局はゴリラが管理運営してるのか!? それじゃ時空管理局じゃなくて、【ゴリラ管理局】になっちまうじゃねぇかぁ!)

 等と、一人で最悪の光景を想像して青ざめてしまっている近藤を無視しながら、松平は先を進む。

「良いか近藤。今回の見合いはいわば政略結婚みてぇなもんだ。相手は提督の娘。その娘とお前がくっついて、あわよくばガキでも拵えちまえばぁこっちのもんよ。奴らの技術をそっくりそのまま俺達も使わせてもらえるってぇ寸法だぁよ」

「は、はぁ・・・」

「だからあれだ近藤。気に入ったらチューだけとか下らんこたぁ言わねぇ。思い切って〇〇〇しちまえ」

「ちょっとぉぉぉ! 何いきなりそんな発言しちゃうのぉ! これ見合いだよねぇ! 別に式でも何でもない筈なのになんで其処までいっちゃうのぉ!?」

「おめぇあれだよ。男と女が一つ屋根の下で暮らすってこたぁよぉ。すなわち〇〇〇するってぇこったろうがよぉ。それによぉ、そうすりゃ向こうの管理局と俺達幕府との間にうまぁい具合に|バイブ<・・・>が出来るじゃねぇかよ」

「それを言うなら|パイプ<・・・>ね! 濁点が違うだ
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