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駄目親父としっかり娘の珍道中
第88話 見合い写真ってのは大体宛にならない
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っとさぁ、他んとこの銀さんみたいにジャンジャンバリバリ魔法とか使いたいんだよ。無双したいんだよ! 楽して戦いたいんだよ!」

「あんたよくそれでジャンプ主人公やってこれましたね」

 薄汚れた大人の汚い願望を聞き、新八の生ごみを見るような視線を銀時は全く気にもせず面倒くさそうに作業を行っていた。

「それでしたらお父様。ぜひ私に任せてください! 私に掛れば忽ちーーー」

「だからって肉体改造はお断りだからな」

「でしたら細胞レベルのナノマシンを使って短時間で改造を済ませるのでどうですか? まだ試作段階ですが成功すれば何処かの仮面を被ったバイク乗りほどの戦闘力を得られますよ」

「だから改造は無しっつってんだろうが!」

「か、改造はダメなんですか? ・・・でしたら、私がこの間試作したパワーローダー小型版で無双すると言うのは?」

「お前、俺にエイリアンクイーンの駆除でもさせようってのか?」

 相変わらず空気を読まないなのは(シュテル)の暴走に銀時も流石に辟易していた。

「なのは、後で私にもそのパワーローダー遊ばせるネ。一度で良いからエイ〇アン2に出て来たパワーローダー動かしたかったアルよ」

 どうやら例のパワーローダーとやらに神楽は興味津々のご様子だそうだ。

「あ、あの・・・皆さん、僕の溜息について訪ねてくれませんか?」

「すみませんでした新八さん。何でしたっけ? 改造手術の話でしたか? 今でしたら戦闘員コースの他に怪人コース、更には幹部級怪人コースも選べる超お得な期間ですよ」

「あんたは今すぐショ〇カーかデス〇ロンにでも行って来い! そんでもって改造手術しまくってどっかの元帥に裏切られて左腕溶かされて自身を改造手術して口だけ出てる仮面のバイク乗りにでもなってろぉ!」

 何時になく苛立っているみたいな雰囲気を出している我らが新八。

 まぁ、彼の悩みはこの際どうでも良いので割愛させていただく事にする。

 年頃の少年<ガキンチョ>の悩みなんぞに時間を割いている暇などないのだから。




     ***




「はぁ・・・」

「おぅいどうした近藤。こんなめでてぇ日に溜息なんざぁつきやがってぇよぉ」

 此処にも溜息を吐く人が居た。

 彼こそはゴリラ・・・ではなく真選組局長を務めている近藤である。

 で、その近藤は今普段着ている制服姿ではなく、ご立派な紋付と袴をビシッと着こなしていた。

「だってよぉとっつぁん」

「しゃんとしやがれよぉ。おめぇこれから将来共にするかも知れねぇ女と会うんだろうがぁよぉ」

「そ、そうなんだけどさぁ・・・その相手がさぁ・・・」

 口ごもり、近藤は懐から一枚の写真を取り出した。其処に映
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