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駄目親父としっかり娘の珍道中
第88話 見合い写真ってのは大体宛にならない
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んだよ! おかしいじゃねぇか! もっと主人公の俺を立たせろってんだよ! これじゃ主人公の名前でタイトル出してるのにその主人公が空気になってるどこぞのアニメみたいになっちまうじゃねぇかよチクショー!」

「メタい上に危ない発言やめろぉ! そんな事して運営とかに睨まれたらどうすんだよお前はぁ!」

「大丈夫ですよ新八さん。いざとなったら路線変更して新シリーズスタートすれば良いだけです。その時は私が主役となって医療サスペンスとかやりたいですね。未知の殺人ウィルスに感染した患者と病院内で起こる密室殺人。それらを解決する為に病院内に取り残された主人公たちが僅かな手掛かりで犯人を特定し、病院内からの脱出を目指すホラーミステリーとかどうでしょうか?」

「うん、まずこれ書いてる作者さんがミステリー書けないからそれはダメだね。ってかなのはちゃんがホラーミステリーとかミステイクじゃないの? 君推理とか出来るの?」

 新八の心配を他所に、なのはは何時の間に掛けていたのか丸眼鏡をクイっと持ち上げる仕草をしながらドヤ顔をしていた。

「ご心配なく。既に【名探偵コ〇ン】や【金〇一少年の事件簿】は読破済みです。ついでに【バイオ〇ザード】や【デッド〇ペース】とかも既にプレイ・・・したかったのですが年齢制限に引っ掛かってしまいプレイ出来ませんでした。無念!」

「あれ? なのはちゃんってこんなに難しい事べらべら喋るキャラだったっけ? もっと単純な思考を持ってた気がするんだけど」

「何言ってるアルか。女は何時までも足踏みなんてしてないネ。今日出会った女は明日出会ったらヤンキーになってる位女ってのは変わりやすいアルよ。それ位察せられないからお前は何時まで経っても新八なんだよ」

「頑張って下さいね新八さん。そうすれば今度は【新七】さんになれるかも知れませんよ」

「一生なれるかああーーー!!」

 と、こんな感じで万事屋の四人は何時も通りのやりとりをしていた。

 ただ違うとすれば、今現在四人が居るのは普段の万事屋ではなく、とあるお屋敷の屋根の上だったりする。

「ったくよぉ、何でこんな面倒な仕事請け負ったんだよ。天下のジャンプ主人公である銀さんが屋根の修理なんて、こんなの他のジャンプ漫画の主人公絶対やんないよ。他のとこだったらもっと凄い事やってるよ。神様のとこで修行したり、仙人のところで修行したり、新必殺技を会得する為に厳しい特訓をしてたりとかさぁ・・・ま、面倒だから俺は絶対やんないけどさ」

「だったら何でそんな事言ったんだよあんたは?」

「いやだってさぁ。折角こうして【リリカルなのは】とコラボしてるってのに未だに俺魔法とか使えてないじゃん。空飛んでないじゃん。かめ〇め波とか霊〇とか螺〇丸とか〇解とか全然出来る気配ないじゃん。も
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