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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第149話:Troia Base
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見たアクセルは自分の知る、ルナはこういったゲームのようなミッションが好きだった。
扱っている武器の性能もこのトレーニングプログラムにピッタリだろうし。
『ルインよ』
目の前にカプセルが出現してライト博士のホログラムが現れた。
どうやら前回のことはライト博士も反省したらしく、今までとは違って向こうから現れてくれた。
「あ、お…お養父さん!!」
『久しぶりじゃのうルイン』
「ご、ごめんなさい!!ごめんなさいお養父さん!!お化けだと勘違いしちゃって本当にごめんなさい!!」
『あ、ああ…いや…わしにも非がない訳ではないし。あのような場所で姿を見せなかったわしも悪い。だからあまり気にせんで欲しい』
「うわあ、お爺さん優しいー」
「お、お養父さん…!!」
お化け扱いされて逃げられたのにも関わらずに、ルインに優しく接するライト博士にルインは感動で涙目になった。
『それで今回此処に来たのは、アクセルの強化チップが完成したんじゃ、アクセルの体の問題もあるから念のためにわしが君の体に組み込もう。アクセル、カプセルに入りなさい』
「じゃあ、お願い」
カプセルに入るとアクセルの体が光に包まれていき、一瞬だけアーマーの色が純白に変化した。
「…これで終わり?」
『うむ、君の潜在能力を引き出した姿があの姿なのじゃろうな。防御力と引き換えに元々高かった機動力が更に高まっておる。』
「へえ…」
『わしが作成したワクチンプログラムによってコピーチップのシグマウィルスを沈静化することが出来た。潜在能力解放と特殊武器会得だけでなく、コピー能力も少しの回数なら使っても大丈夫じゃろう』
「ありがとうお爺さん」
ライト博士に礼を言って、先に進むと最深部に辿り着き、トロイアベースの最深部にいたのは、向日葵を模したレプリロイドだった。
彼はルインとアクセルを見るなり奇声を上げた。
「君が、ここの統轄者であるオプティック・サンフラワードだね?」
「イレギュラーハンター!?違う違う。あなたは誰?私は…」
「…どうやら完全にイレギュラー化したようだね」
オプティック・サンフラワードは、優秀な新世代型レプリロイドではあったが、天才と狂人は紙一重というのか、今は完全なイレギュラーだった。
「違う違う。私は選ばれた存在。あなた達旧世代には理解出来まい」
「分かりたくもないよ。旧世代だとか新世代だとかどうでもいいんだよ。あんたはただのイレギュラーさ」
「アクセル…コピー能力を持つ我々、新世代型レプリロイドのプロトタイプ…」
「だから何?イレギュラーの仲間になれって?ごめんだね!!」
吐き捨てるように言い放つアクセルにサンフラワードは哀れむよう
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