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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica41-Aモルゲンデメルング艦隊攻略戦〜Herrscher des Ozean〜
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あげて」

「判りました。ヴィータ教導官、ウォーハンマーを持ってこちらへ」

「おうよ!」

セッテさんとヴィータちゃんも“ウォーハンマー”の慣性コントロールシステムを立ち上げてから軽々持ち上げた。そしてフェイトちゃん達とはまた別の方へと向かった。

「そして私となのはちゃんはコレ、フォートレスを装備した上でのストライクカノンになるけど・・・」

背中から膝裏にかけて背負うようなメインユニットに、両腰の飛行制御ユニット、そして3枚の多目的盾という兵装一式の“フォートレス”。以前のテストの時は盾は2枚だったけど、1枚増えたんだね。

「大丈夫だよ、すずかちゃん。さ、今回のフォートレスの仕様を教えて」

「あ、うん!」

私はすずかちゃんから、フェイトちゃんはトーレさんから、ヴィータちゃんはセッテさんから、それぞれ武装端末の仕様や使用方法を細かく教わった。

「作戦なんだけど、あ・・・作戦と呼べるほどのものじゃないけど、私となのはちゃんは固定砲台としてフォートレスとストライクカノンで砲撃。フェイトちゃんとトーレは遊撃砲台として、私となのはちゃんの砲撃の着弾点を追撃。ヴィータちゃんとセッテは、砲撃の合間の繋ぎとしての打撃要因・・・。教導官のなのはちゃんとヴィータちゃん、執務官のフェイトちゃん、何か異見はあるかな?」

「私は無いよ」

「あたしもだ」

「うん、私も同じく無し。現場にははやてちゃん達が居るし、戦力は十分だと思う」

「私もシルバーカーテンでサポートしますよぉ♪」

シャルちゃん達もどこかで大隊と戦ってる。ここが踏ん張りどころだ。

「最後に。AIFAシリーズはその仕様上バッテリー駆動で、消費も激しい。だから降下ハッチ室に換えのバッテリーを用意しておくから、バッテリー切れを起こしたら帰艦してね。あと、未だに試作段階ということもあって連続使用による弊害が起きないとも限らない。その時は帰還せずにそのまま兵装を廃棄してもいいからね。兵装はまた造れるけど、みんなの命に代えは無いんだから」

すずかちゃん達が頑張って造ってきた物だからそんな真似はしたくないけど、すずかちゃんの気持ちを無視するわけにはいかない。だから私たちは「うんっ!」力強く頷いた。そして私たちは、ミッドに到着するまでの間に出来る事を全てやっておくため、何度もバッテリー交換などの練習を行った。

『こちらブリッジ。ミッド大気圏外への突入を開始します』

『降下ハッチ室に移動してちょうだい』

ブリッジのウーノさんとドゥーエさんからの報告に私たちは頷き合って、出撃に備えるために試験場を後にした。
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