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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica41-Aモルゲンデメルング艦隊攻略戦〜Herrscher des Ozean〜
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と交戦に入ってるから、「行くよ、リイン!」のんびりも出来ひん。
『はいです!』
「ザフィーラも頼むわ!」
「承知!」
あらゆる艦の艦載砲から魔力弾幕や魔力砲撃が発射されて、航空隊員の接近を拒み続けるその様はまるで海上の要塞。そんな戦場へと私たちも入った。全体通信で「こちら八神はやて二等陸佐! これより参戦します!」と伝えると、『はいっ!』力強い返答をくれた。
「まずは邪魔なガジェットの掃除からやな。リイン! フレースヴェルグいくよ!」
『はいです!』
「来よ、白銀の風、天よりそそぐ矢羽となれ・・・!」
選択した魔法は、超長距離砲撃フレースヴェルグ。“夜天の書”666ページの内、フレースヴェルグの術式が書き記されたページを開けて、呪文の詠唱を終える。出力を絞れば周囲の隊員たちを巻き込まずにガジェットだけを撃墜する精密狙撃が出来る、現状で一番使える魔法や。
『射線上およびガジェット周辺に味方無し! いけます!』
足元と前面にベルカ魔法陣を展開して、ガジェットの撃墜に動いてる全隊員たちに、「ガジェットの側から離脱お願いします!」全体通信で通達。了解、との返答と同時にガジェットから離れてく隊員たちをしっかり確認して・・・
「フレースヴェルグ!」
砲撃の連射を開始。狙うのは直径8kmのこの空域を悠々と飛んでるガジェット。砲撃はガジェットを1機、また1機と撃墜してく。そやけど空母からは新しいガジェットが次々と離陸してくる。空母は地球で見慣れたデザインやけど、一回りほど大きい。ガジェットを何十機と収めててもおかしない。
「にしても、また厄介な兵装やな・・・!」
ガジェットの機首両側に設けられてる銃身からの魔力弾。戦艦11隻からの艦載砲と同じ、直撃を受けるとバインドで拘束される。
『はい。肉体的なダメージは無いにしても、何十mって空から海に落ちれば確実に激突死です』
バインド弾を受けた隊員は、無事な隊員のフォローでリュッチェンスに着艦することで墜落は免れてる。そやけど復帰までがかなり掛かってるようや。シグナムの2213航空隊の他に4つの航空隊が、最初から艦隊と交戦してるって話は受けてる。1部隊15名の航空隊が5つ。総勢75名が空に居らなおかしいのに、見えるだけで30名ばかりしか居らへん。リュッチェンスの警備隊員も8人くらいしか確認できひん。
「ヴォルフラム警備隊は、私の撃ち漏らしたガジェットの追撃を!」
ガジェットの飛行能力は、プライソン戦役に投入されたものと比べるまでもなく進化してる。砲撃を躱したガジェットを部下に任せて、新しいガジェットの撃墜に集中する。
†††Sideはやて⇒なのは†††
「フェイトちゃん、大丈夫?」
「うん・・・大丈夫」
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