暁 〜小説投稿サイト〜
女神と星座の導きによりて
星15 逃走
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わせていただきました。
 そう本命は……

 「キュアローズだと!?馬鹿な。回復系の薔薇を刺しても効果など……っ!?ぐぁっ!」

 そう、今サガの胸に刺さっているのはキュアローズ。
 回復系の技です。
 ですが……。

 「キュアローズの効果は身体の回復だけではありません。精神にもちゃんと効果はあります!」

 善の人格、サガ!目を覚ましてください!!

 「な、何ぃ!?くっ、うおおおおおお!!」

 悪の人格のサガが苦しみ出します。これで少しは……。

 「ふんっ!唯では……やられはせんぞ!」
  
 「なっ!?」

 「【幻朧魔皇拳】っ!」

 嘘っ!?

 「うあ、あああああああああ!!」

 私はサガの幻朧魔皇拳を喰らい、吹っ飛ばされて石台に後頭部をぶつけ、気を失いかけて、意識が朦朧としていました。
 意識が無くなりそうな時に、

 「アイオロスが、アテナ反逆を試みた!アテナを暗殺しようとしたのだ!!」

 それは貴方でしょうが……。

 「くっくっく、真名よ。光栄に思え。お前は私のモノとなるのだ」 

 そんな言葉が聞こえ、仮面が外される感覚がしました。顔が空気に晒されます。そして、唇にぬくもりを感じた後、

 「真名!真名……、アイオロス、すまないっ!!」

 そんな泣かないでくださいよ。仕方ないですねぇ……。
 意識が無くなるまで長く保てましたね。我ながら凄いです。……そして、完璧に私は,意識を無くしました。

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