魔法使いの中には…
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につけたわね 」
バァンッ!!
マリアは蜘蛛の巣にくっついていなかった。
アラクネ「あなたまさか!? 」
マリア「その通りよ、蜘蛛の巣にはくっつかない糸が存在する。私が糸にくっつかないのはそのためよ 」
蜘蛛が蜘蛛の巣を歩いてもくっつかないのはくっつかない糸である縦糸を歩いているからである。
※他にも説があります
アラクネ「成程。馬鹿と呼んだのは訂正するわ。なかなか頭が良さそうね。だけど同じ位置についただけで私を倒せると思ってるの? 」
マリア「確かにそうね。あなたは強敵よ。でもあなたは自分の素性を話しすぎたのよ 」
バサァッ!!
マリアは懐から出した粉をばら蒔くと
マリア「水よ、放て!アクア・ショット! 」
バシュンッ!!
マリアの杖から水が放たれ、さっきマリアがばら蒔いた粉が水と混ざりアラクネ目掛けて向かっていった。
アラクネ「こんな殺傷力もない魔法なんて避ける必要もないわね 」
ベチャァッ!!
確かにアクア・ショットはただ水を繰り出す魔法なためアラクネはわざと避けずに食らった。
アラクネ「さっきの粉の影響か妙な味がするわね。まぁ毒でもないから別に構わないけど、それより先にあなたを殺してあげるわ 」
シュルルッ!!
アラクネは尻から金の糸を出すと
ジャキンッ!!
金の糸が変化し、槍となった。
アラクネ「魔法使いのあなたならわかるだろうけど金はあるゆるものを凌駕する。この槍にはどんな盾も魔法防御も無効になるのさ! 」
そして
アラクネ「こいつを食らって死にな!! 」
ブォンッ…
アラクネは金の槍をマリア目掛けて投げようとするが
その時
ふらっ!
アラクネ「うっ!? 」
ブォンッ!!
ザクゥッ!!
突然アラクネの体がよろけ、アラクネは狙いを外してしまった。
アラクネ「何なのこれ?この私がよろけるだなんて…まさか!? 」
マリア「そのまさかよ。さっきあなたに繰り出した水魔法、それには私が持っているコーヒーの粉末をぶっかけたのよ! 」
コーヒーを飲むと落ち着くという理由で常時コーヒー粉末を持っていたマリア
そして蜘蛛はコーヒーに含まれているカフェインを飲むと酔っぱらうのだ。
アラクネ「お…おのれっ!!うっ!? 」
ふらっ!
アラクネは再びよろけてしまい
つるっ!
アラクネ「あっ!? 」
足を滑らせて糸から落下してしまった。
アラクネ「(くっ!?酔っていて糸も出せない!?) 」
このままアラクネが落下しようとしたその時
ガシィッ!!
アラクネ「(えっ!?) 」
マリア「か…間一髪だったわね!? 」
マリアがアラクネの手をつかんだ。
アラクネ「あ…あなた馬鹿なの?敵である私を助けるだなんて!? 」
マリア「確かにあなたは敵よ。だけど私は目の前で落ちそうになっているのを
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