第四章
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「そうしたものよね」
「おらっち難しい話は苦手やけどな」
「あら、頭の回転早くて成績もいいじゃない」
「いや、無理してるさかいな」
「そうかしら」
「基本考えへんで水着の女の子見てるのが好きやねん」
ここでも自分の好みを言うのだった。
「やっぱりな」
「そうなのね」
「そうした娘を見るのが好きで」
それでというのだ。
「あまり頭使うことはな」
「したくないのね」
「そや、けれど今回はちょっと頭使ってみた」
「ちょっとなの」
「抜け殻になってる、しかみ遊園地の鏡の迷宮に入ってそうなった」
「それなら」
「もう答えは一つや」
それこそというのだ。
「鏡の迷宮におる何者かがな」
「娘さんの魂を奪って」
「それでや」
尚且つというのだ。
「他の人の魂もな」
「そうしたのね」
「ほな今からな」
「遊園地に行って」
「そこの鏡の迷宮に入ってな」
「魂を奪った何者かを倒すのね」
「そうして娘さん達の魂を奪い返すんや」
こう言ってだった、ガーランドは一旦銀行家に別れを告げてだった。フォークナーと共にタルサの遊園地に行った、そこは大きな様々なタイプのプールもある実にガーランド向けの場所だった。
だがガーランドは今はプールには目もくれず鏡の迷宮に向かう。そうして共にいるフォークナーに言うのだった。
「人の魂奪うなんてな」
「許せないっていうのね」
「そや」
今ガーランドは遊園地の看板になっていry地図を見ていた、それは絵の地図であり鏡の迷路もイラストで描かれている。
その位置を確認しつつだ、フォークナーに答えた。
「それで今からな」
「行くのね」
「そうするわ、場所は完全に頭に入ったしな」
「後はね」
「仕事をするだけや」
ガーランドはフォークナーに言ってだった、彼と共に鏡の迷宮がある場所に向かった。そこは確かに閉鎖されていて。
中に入られなかった、だがここでだった。
ガーランドは遊園地の者を呼んで事情を話してフォークナーと共に迷宮の中に入った、その時にだった。
人間の姿から狼人の姿になった、そうして言うのだった。
「本気の本気や」
「狼人になったわね」
「力はそのままやけどな」
「嗅覚や聴覚はね」
「全く違う」
「狼のものになるからね」
「ワーウルフは訓練次第で何時でも変身出来る様になる」
満月の時に月の光を浴びずにともというのだ。
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