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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第148話:Central White
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タックであるスノーアイゼンを発動し、上空から大量の絶対零度の雪の結晶を降らせる。
「シャドウランナー!!」
「サンダーダンサー!!」
このままでは攻撃を雪の結晶を受けてしまうと判断したエックスはチャージシャドウランナーで、エイリアはサンダーダンサーで破壊する。
しかしイエティンガーはその隙を突いて今度は氷を纏い、2人に向かって突進してきた。
「「なっ!?」」
「スノーアイゼンは囮だ…ドリフトダイヤモンド!!」
左、右。
一撃目はかわせたが、すれ違いざまに掠った冷気が、エックスの体を凍りつかせ、エイリアの足を凍らせて2人の自由と機動力を奪う。
「氷龍昇!!」
「ああっ!!」
そしてイエティンガーの強烈なアッパーの一撃を受けたエイリアが大きく仰け反る。
「エイリア!!?」
それを見たエックスが思わず叫んでしまう。
しかし、イエティンガーは構わずにエイリアに追撃を加えるために狙いを定めた。
「とどめだ…アイスガトリング!!」
「くっ…!!」
このままではやられると判断したエイリアは自らの足にショットを放つ。
出力は最小限に抑えたが、フットパーツが熱でひしゃげて、彼女に絶え間ない苦痛を与える。
即座に足の痛覚をシャットアウトするとエイリアは滑り込むように氷塊を回避した。
「オペレーターであるにも関わらず大したものだ…」
「オペレーターだからって…見くびらないで欲しいわ…」
表情を歪め、息を荒くしながらもエイリアは毅然としてイエティンガーを睨む。
「何故そこまでして戦う?お前はハンターではないはずだ。バスター以外の装備からして元々非戦闘型のオペレーターであるはず。それなのにお前は何故、我々と戦おうとする?」
平和主義である彼は、出来ることなら余計な犠牲を生みたくはなかった。
特に目の前のエイリアは元々非戦闘型のオペレーターであるために、出来るなら殺したくはない。
自分が倒すべき敵は、蒼の英雄と紅の破壊神と朱の舞姫、黒の死神と呼ばれているハンター達である。
「…確かに…私はエックス達みたいに生まれついての戦闘型じゃない…ただの一介のオペレーターだわ。でも私はエックス達の戦いをずっと見守って来たわ、だから逃げることだけは絶対にしない」
きっぱりと言い切る。
敵や死に対する恐怖など微塵もなかった。
そんなエイリアの姿を見てイエティンガーは例え何があっても彼女は退かぬと悟る。
「ならば、次の一撃で楽にしてやるとしよう」
雪が舞い上がる。
その凄まじさは、敵の居場所を分からなくし、地上ですらの感知も不可能となった。
加えてエイリアは片足の機動力を失っており、片足のみで逃げること
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