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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第148話:Central White
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が、俺も退くわけにはいかないんだ。俺達にも譲れないものがあるからな!喰らえ、レーザーチャージショット!!」
イエティンガーに向けてアームパーツIのフルチャージであるレーザーチャージショットが放たれた。
銃口から放たれた極太のレーザーの煌めきが冷気に触れ、冴え冴えとした光を映した。
「甘い…!!アイスガトリング!!」
イエティンガーは跳躍し、宙に浮くことでレーザーチャージショットをかわす。
そして、エックスとエイリアに向けて矢のような氷塊を撃ち出した。
「クリスタルウォール!!」
即座にトリロビッチの特殊武器で水晶壁を出現させ、氷塊を防御するエックス。
「その武器は…なるほど、トリロビッチを倒したか…流石は旧世代とは言えレプリロイドの始祖か。だが、これはどうだ?」
イエティンガーが消えた……のではなく雪の中に潜り、雪原の中を巨体に似合わぬ高速で走った。
舞い上がる粉雪がエックスとエイリアに迫る。
「エックス!!」
「ダッシュでかわすんだ!!」
エックスの指示に従ってエイリアもダッシュでイエティンガーの突進をかわす。
「氷龍昇!!」
エックスはかわした直後に背後からイエティンガーのジャンピングアッパーを見た。
とても重く、鋭い一撃。
「(パワーもスピードも凄まじいな…)」
イエティンガー程の巨体が繰り出すアッパーの一撃は胸がすくほどに壮観であった。
「(あんなのをまともに受けたら強化アーマーのあるエックスはともかく私じゃ、一撃でまともに動けなくなるわ)」
あれをまともに喰らえば強化アーマーの恩恵があるエックスはともかく強化アーマーがない自分は命はないと感じられた。
イエティンガーのアッパーの際に舞い上がった細かい雪が空中に散る。
「(エックスはともかく、あの娘も思っていたよりも素早い)」
攻撃をかわされたイエティンガーも思っていたよりも素早いエイリアに感嘆した。
回避したエイリアは即座にイエティンガーの分析をし、弱点を割り出した。
「あなたの弱点は…これよ!!サンダーダンサー!!」
「ぬわあああ!!?」
ドクラーゲンの特殊武器であるサンダーダンサーの電撃を受けてイエティンガーは苦痛に叫ぶ。
水は電気を通し、つまり感電してしまう。
低温下での運用を前提にして造られた新世代型レプリロイドであるイエティンガーは、最新型の超伝導部品が使われており、大電流が回路に流れやすい状態であった。
「っ…だが、このままでは終わらんぞ…行くぞ!!スノーアイゼン!!」
このままではやられると判断したイエティンガーは戦略を変え、短期決戦に持ち込むためにエネルギーを解放した。
そして自身のスペシャルア
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