暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第148話:Central White
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クス達のために素晴らしい贈り物を用意しなければならないからな」

「ア、アア…ア…ア…」

「ククク…ハァーッハッハッハッハ!!」

それだけ言うと口からノイズ混じりの声を出しながら倒れているルナを見てシグマは大笑しながら部屋を後にした。

そして一方、ハンターベースでは。

「っ!!」

「アクセル?」

冷や汗をかいてメンテナンスベッドから飛び起きたアクセルにゲイトは不思議そうに見つめた。

「ルナ…」

胸に手を当てながら、アクセルはルナの身に何かあったのかと不安そうに空を見上げるのであった。

そして一方、環境試験センターに向かったエックスとエイリアはそれぞれにチューンアップされているライドチェイサー・バリウスに跨がり、クレバスを飛び越える。

「エイリア、初めてのライドチェイサーの操縦だけど大丈夫か?」

隣で走るエイリアを心配そうに見つめるエックスにエイリアは苦笑する。

エイリアが搭乗しているバリウスはエックス専用バリウスをデチューンした物だが、それでも一般ハンターが扱っている物よりも遥かに高性能なのだ。

性能はエックスに合わせてチャージショットが放てるようになっているのがこのエックスとエイリア専用のバリウスの特徴だ。

「大丈夫よエックス。ライドチェイサー操縦の訓練もしっかりとしているわ」

「そうか…でも無理はしないでくれよ…行くぞ!!」

今回の出撃ではエックスは強化アーマーを装着していた。

ニュートラルアーマーはイカロスアーマーとヘルメスアーマーのパーツを自由に装着することが出来る。

今のエックスのニュートラルアーマーはバスターの性能を極限まで高めた装備と言っても過言ではない。

ヘルメスアーマーのヘッドパーツHとフットパーツH。

イカロスアーマーのボディパーツIとアームパーツI。

これにより、高い防御力と機動力を持ちつつ、本来なら時間のかかるチャージショットを殆ど間を置かずに発射することが出来るのだ。

『環境試験センターのシステムがダウンしてます!急がないと世界中の気象にどんな影響が出るか分かりません。エックスさん、エイリア先輩。クレバスに気を付けながら急いで進んで下さいね!!』

パレットの言葉に頷きながら、途中の海洋生物型巨大戦艦であるレイヴマンターをチャージショットとショット連射で破壊する。

そして背後や前方から迫るエックス達の乗るバリウスをデチューンし、攻撃力を省いて量産性を重視したライドチェイサー・ケルピーをエックスとエイリアが交互にチャージショットとショット連射し、後方から迫るケルピーには横移動してのブレーキで回避して潜り抜けた。

『またあの大きな戦艦が来ます!!前回とは違って今度は沢山のイレギュラーが乗
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