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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第148話:Central White
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ーターを狙って管理官ルミネを連れ去ったり…大掛かりな陰謀があるのは間違いないわね。パレット、引き続き調べてくれる?私達も時間の合間を見て調べてみるから」
「分かりました」
それでエックスはあることを思い出してエイリアに尋ねてみる。
「ところで、軌道エレベーターの事故の時、新世代型レプリロイドがシグマボディをコピーするところを見たんだ…これは、イレギュラー化と何か関係が?」
エックスの問いに答えたのはアイリスであった。
「そうね…シグマボディをコピーしたからと言って危険なわけではないと思うの。シグマボディそのものは戦ったことのあるエックスやゼロ達が知っている通り…頑丈で優れた設計のボディだわ…」
「そう、じゃあ…引き続きデータを集めるしかないようだね」
ルインがそう言うと任務が続行され、アクセルはコピーチップの調子を見てもらうためにメンテナンスルームに向かうのであった。
しかし、一方のある場所で悲劇が起きようとしていることなど誰も気付けなかった。
「嫌アアアアアッ!!!」
月のシグマパレスの一室では紅い光が何度も起きては消え、起きては消えを繰り返し、ルナの苦痛による悲鳴が響き渡る。
「ふむ…意外に保つものだな。元人間だけあり、しぶとさだけは大したものだ…だが、もう限界のようだがな」
「ア…アアアア…」
彼女の顔は涙でぐちゃぐちゃで体は痙攣を起こし、目は焦点が合っておらず、口から漏れる声には大きく、耳障りなノイズが混じっており、明らかに今のルナは異常な状態であった。
あれから何度も何度も休む間もなくDNAデータを無理やり解析され、莫大な量の解析にルナの心は絶え間なく続く苦痛によって完全に折れていた。
「さて、これで最後と行こうではないか」
「ヒッ…嫌ダ…嫌ダヨ…モウ…嫌ダア…」
目の前に突き出されたDNAデータを見てルナの表情は恐怖に歪んだ。
これ以上は、自分が壊れると本能で察した。
「お前に拒否権はない」
ガクガクと震えて泣きじゃくる彼女の頭を鷲掴んで持ち上げるシグマ。
「ウワアアアアア!!嫌ダ!!嫌ダ嫌ダ嫌ダ嫌ダアアアアアッ!!助ケテ!!誰カ助ケテヨオオオオッ!!!」
「無駄だ。叫んだところで誰も助けには来れん。エックスもゼロも…そしてアクセルと言う小僧もな」
ノイズ混じりの声で必死に助けを求めるルナの姿にシグマは嘲笑を浮かべるとDNAデータを押し付けて、とどめとばかりに解析させた。
「ウ…ア、アアアア…助ケテ…アクセ、ル…タ…スケ、テ……」
白目を剥いて、全身から力が抜けてダラリと沈黙してしまったルナを床に放り投げるとシグマは通信を繋いだ。
「私だ、この小娘の修理をしろ。そうだ、小娘のボディだけだ。エッ
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