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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第147話:Dynasty
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げた。
「まともな反応すら出来ない程にイレギュラー化が進行しているんだ…本当に新世代型はイレギュラー化しないなんて言葉はアテにならないね」
「一応僕も新世代型だけどね。」
「アクセルは彼らとは違うでしょ?アクセルはアクセル。彼らは彼ら」
「………ありがと」
アクセルとルインはドクラーゲンに向かってショットを連続で放っていく。
ドクラーゲンの体を爆煙が包み込み、ルインとアクセルが爆煙に意識を移した瞬間にドクラーゲンの爆弾が席巻した。
「っ!!」
「うわっ!!」
あまりにも突然のことに思わずシリウスを急停止させたが、爆煙がルインとアクセルを無粋に包み込んだ。
何とか直撃は避けられたが、2人は炎の熱と黒煙をまともに浴びてしまう。
「よくも…」
『ルインさん、アクセル。怒っちゃ駄目ですよ!!落ち着いて下さい!!』
「それくらい分かってるよ…喰らえ!!」
ちっとも落ち着いてないが、2人の怒りのショットは敵を射抜き、みるみるうちに敵の機動力を削いでいく。
ダメージの蓄積によってドクラーゲンの体から火が噴き始めた。
「後少しで敵に追いつくね…行くよアクセル…準備はいい…?」
「何時でもOKさ」
ターゲットを逃さぬように、慎重に追い掛けていた。
減速した敵は猛スピードで走り回っていたとは思えぬ程にふんわりと、捉えどころのない顔をしていた。
追いついたビルの屋上で上空を漂う敵を睨み据える。
「ギガボルト・ドクラーゲン…。メガロポリスのエネルギー暴走を今すぐ止めて」
「ドクラーゲンさん、一体どうしちゃったのさ?このままだとメルトダウンしてあんたもおしまいだよ…?」
「…………」
ルインとアクセルの問いにドクラーゲンはただ呆けるだけでルインはドクラーゲンの虚ろな表情を見て、悟ったような溜め息を吐いた。
「もう、何を言っても無駄なようだね」
「あーあ、口も利けないほどイレギュラー化しちゃってるんだ…」
「………俺のしていることは無駄じゃないよ…イレギュラーって、何…?」
海月型のビットが舞い降りる。
ルインはセイバーで、アクセルはドクラーゲンの弱点らしきトリロビッチのDNAデータで会得したバウンドブラスターで無力化する。
「イレギュラー?あんたみたいな奴のことだよ。」
「そして無駄じゃないなら無意味だね。罪のない多くの人間やレプリロイドを犠牲にすることに何の意味があるというの?」
アクセルの援護を受けながらルインはドクラーゲンとの距離を詰めてZXセイバーを振るう。
翡翠の輝きを放つセイバーは天を刺し、ドクラーゲンの足を僅かに斬った。
モチーフとなった海月のように骨格のない足がゆらゆ
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