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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第147話:Dynasty
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「了解した」
「次の出撃場所が決まったら教えてくれ」
エックスとゼロはパレットの指示に頷き、アイリスが格納庫にいるダグラスに通信を繋ぐ。
「ダグラスさん。ダイナスティにはルインとアクセルが出撃します。ルインとアクセル専用のシリウスの用意をお願いします」
『おう、任せとけ』
「パレット。引き続きはハンターチームのナビゲートを頼むぞ」
「任せて下さい。ルインさん、アクセル…気を付けて下さいね」
「「了解」」
エックス達はシリウスの置かれている格納庫に向かうルインとアクセルを悲しみを耐える瞳で見送った。
高性能な新世代型レプリロイドが相手でも遅れを取ることはないだろうが、傷つかないはずがないから。
格納庫に向かうと今ではハンターベース最古参のベテランメカニックのダグラスがルインとアクセル専用にチューンアップされたシリウスを用意してくれていた。
「よう、アクセル、ルイン。頼んだぜ?相手が高性能な新世代型レプリロイドだろうと関係ねえ。いつも通り思いっきりぶちかましてやりな!!」
「勿論、任せといて」
「すぐに終わらせて帰ってくるよ」
2人はシリウスに乗り込んでダイナスティに向かって全速力で向かうのだった。
ダイナスティは大企業が数多く進出する巨大都市であり、ネオンが派手な光を放ち、雑多に並ぶ高層ビルを照らし、地表の最も美しい星空と言っても過言ではない。
街をひしめくビル群は遠目から見ると巨大な塊を思わせ、シリウスに乗っているルインとアクセルに、自分達はこれからその塊に突撃するのではないだろうかと思わせた。
『ルインさん、アクセル。移動中のターゲットを捜し出して下さい…ドクラーゲンに何度かシリウスのショットを当てれば暴走を止められるはずです。都市エリアの道路には、まだ避難の終わっていない民間のエアカーも残ってるみたいです。彼らを巻き込まないように気を付けてあげて下さい。頑張って!!』
通信を受けたルインは目を瞑り、アクセルは目付きを鋭くして意識を集中する。
全身の感覚を研ぎ澄ませ、イレギュラーの位置を捉えようとする。
「…そこだっ!!」
「当たれ!!」
カッと開いた瞳に、豆粒の如く小さな光が映る。
火花を散らしながら暴走するそれが、ギガボルト・ドクラーゲンであった。
ドクラーゲンは体に溜め込んだエネルギーを使って、力の限り暴走する。
アクセルが即座にショットを放ってドクラーゲンに直撃させるが、ドクラーゲンは構わず街を駆け巡る。
「…行かせないよ!!」
シリウスのアクセルを最大まで噴かして、一気に接近すると同時にショットを放つ。
ショットが機関銃の如く炸裂し、ドクラーゲンが直撃を受けて狂ったような笑い声を上
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