暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第146話:Drop Dead
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暴動を引き起こそうなんて考えたの…?誰に唆された?」

「ふん…お前の相手などする気はないわ」

鼻を鳴らした後にコケコッカーは演説するように両腕を広げた。

「…此処が何なのかは、お前には分からんだろう。ハンター共にイレギュラー呼ばわりされ、無念のうちに捨てられたレプリロイド達の墓さ!!お前達には聞こえないか?イレギュラー呼ばわりされてここに棄てられたレプリロイド達の恨みの声が…?」

「そんなものが聞こえるのは狂っている何よりの証拠だよイレギュラー君」

「無念だから、反乱を起こしていいなんて考えたの?それってイレギュラーだよ」

「それがお前らの正義、か!?下らん!そんな物こそ必要ないのだ…来るべき世界にはなあ!!」

マグマが身をもたげた。

イレギュラー達の無念の叫び声が、地獄の業火に変わったかのような灼熱。

「君は今までイレギュラーハンターに処分されてきたイレギュラーの復讐をするつもりなのかな?」

「そうだとも!!」

ルインの言葉にコケコッカーが怒りで目を見開きながら叫んだ。

「イレギュラー呼ばわりされ、無念のうちに死んでいった者達!俺はそいつらの仇を討つために立ち上がったのだ!!」

叫んだ直後にコケコッカーは空を駆けた。

「来るよ!!」

「分かってるよ!!」

「炎降刃!!」

炎を纏った飛び蹴りを繰り出してコケコッカーはルインの動力部を狙うが、ルインはギリギリではあるが、脇腹に熱を浴びながらも回避した。

「熱っ!?よくもやってくれたね!!」

反応がコンマ1秒遅かったら、ルインは蹴りで胴体を貫かれていただろう。

それくらいコケコッカーの蹴りは鋭い一撃であったが、踏み込みの速さなどはルインも負けてはいない。

ZXセイバーを構えて、コケコッカーに連続斬りを叩き込むと、コケコッカーの体が炎に包まれていく。

「これが、ダメージを自分の戦闘力強化に回す技か…」

「ルイン、離れて!!」

ファイアエンチャント

自身の戦闘力を底上げする技。

アクセルが即座にショットを連射してコケコッカーに当てると、クラッキングによってコケコッカーのファイアエンチャントによるパワーアップを食い止める。

「己…プロトタイプの小僧が……メルトクリーパー!!」

コケコッカーは片足を上げると勢いよく振り下ろして足場となっているピストン機構に叩き付けると、炎が地面を這って、アクセルに迫る。

「甘いよ!!」

アクセルは高く跳躍して壁を蹴り上げるとホバーの長い滞空能力を持って、雨のような銃弾を放った。

「アクセルばかりに気を取られないように!!LXアーマー!!」

氷属性のLXアーマーを纏うと、ルインはオーバードライブを発動
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