暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第146話:Drop Dead
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グマウィルスに侵されても影響を全く受けることなくシグマウィルスの自己進化能力と君の潜在能力が上手い具合に結び付いておる…』

「シグマウィルスの影響?」

『うむ、こう言ってはなんじゃが、シグマウィルスはイレギュラー化と引き換えにレプリロイドの力を高める作用がある。君は新世代型レプリロイドのプロトタイプ故にシグマウィルスの力のみを利用出来るようになっておる』

「………きっかけを思うと全然喜べないよ」

『うむ、そうじゃろうな…少し待っていてくれ…君に合わせて作成するのに少し時間がかかる』

「分かったよ、ありがとうお爺さん。これははちゃんと渡しておくよ」

ライト博士に礼を言うとルインを捜す。

「おーい、ルイーン。何処にいるのさー?早く出て来てよ、お化けなんかじゃなかったからさー…あ、いた…」

スクラップに身を隠して震えているルインを発見。

無理矢理スクラップから引っ張り出してルインに事情を説明した。

「実はかくかくしかじかで…」

ルイン「え?ええ!?わ、私…お養父さんに酷いことしちゃった…どうしよう…」

「流石にショック受けたようだからさ…次に会ったら謝っといた方がいいよ」

「う、うん…」

養父であるライト博士に酷いことをしてしまって落ち込んでしまっているルインに苦笑しながらアクセルはルインと共に最下層を目指すのだった。

『えっと、このイレギュラー処理場のボスのバーン・コケコッカーは耐熱性能に優れていて、炎を操る能力に長けています。また、相手の攻撃から受けたダメージを利用して自分の能力をパワーアップ出来るようなんです。パワーアップはクラッキングで解除出来ますので…アクセルが援護に徹して、ルインさんが斬りかかる戦法が良いかもしれません。』

「分かったよパレット。ありがとう」

「コケコッカーの弱点とか分からない?」

『んー…そう、ですね…コケコッカーはマグマの熱にも耐えられる耐熱性を持っていますけど、逆に冷気に対する耐性が全く無いらしいですよ』

「なるほど、冷気ね。ありがとうパレット」

パレットのヒントに礼を言いながら、2人はボスのいる最下層に辿り着き、ボスは処理場最下層にて荒々しい姿を晒していた。

炎を纏い、こちらを睨み据える姿は通常の者なら恐怖を抱かせるが、アクセルとルインは毅然とした態度でコケコッカーを見つめる。

「イレギュラーハンター・ルインともう片方は我々新世代型のプロトタイプの小僧か…ここは子供の来るような場所じゃないぞ」

アクセルを見遣りながら言うと、アクセルはバレットを構えながら溜め息を吐いた。

「小僧じゃなくてアクセル…プロトタイプって言うのは止めてくんない?そう言う呼び方はあまり好きじゃないんだよね…どうして
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