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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第146話:Drop Dead
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に挑んでいく勇敢な女性だが、苦いものと幽霊が大の苦手なのだ。

「あ、アアアアアアアクセル君!?ば、馬鹿なこと言っちゃいけないなあっ!?お、お化けなんてこの世には存在しない!!」

「顔が真っ青だよルイン…でもここってイレギュラー処理場でしょ?だから有り得たりするんじゃないの…」

「だ、だから止めてよお…アクセル…わ、私はお化けは嫌いなの知って…」

『ルインよ…』

「〜〜〜〜〜〜っ!!!?い、嫌ああああああああああっ!!!!お、お化けーーーーーっ!!!!」

「ちょ、ルイン!!置いてかないでよーーーっ!!?」

恐怖に表情を歪めて100年前の高速移動を駆使して戦う戦闘ロボットも真っ青な超速で駆けていく。

あまりにも歴戦の戦士として情けない姿だ。

しかしルインは自分がある意味幽霊に近い存在だと気付いているのだろうか…?

「…………行っちゃった…仕方ないなもう」

溜め息を吐いてバレットを抜くと声のした方向に向かうとそこにはショックで放心しているライト博士の姿があった。

「(あの人ってエックスを造った人でルインのお養父さんなんだっけ…凄いショック受けてる…まあ、いきなり逃げられたらそうなるか…)お爺さん、お爺さーん。ルインが逃げたから代わりに来たけどルインを連れてこようか?」

『む…?あ、ああ…君は確かエックス達の後輩のアクセル…だったね…いや、今は大変な時だ。代わりに君がこれを受け取って欲しい。』

ライト博士はアクセルに“Z”のエンブレムが刻まれたファイルを差し出した。

「何これ?」

『わしがある人物と共同で作成したゼロ専用の潜在能力を引き出す強化チップのファイルじゃ、完成させて組み込めば防御力の低下と引き換えに攻撃力と機動力が格段に上がる。ゲイトに頼んで解析してもらって欲しい』

それを聞いたアクセルはエックスだけでなくゼロのパワーアップも出来るライト博士ならもしかしてと思い、口を開いた。

「(潜在能力…)あのさ、お爺さん…僕のパワーアップとか…無理…かな…?」

『パワーアップ?』

「うん…ルナが僕を庇って敵に…イレギュラーに拐われちゃったんだ…僕が弱かったから…」

『アクセル…自分をあまり責めない方がいい。あの子は君が苦しむことなど望んではおらんじゃろう…一応君の体の仕組みを調べさせて欲しい…まずはカプセルに入りなさい』

アクセルは言われた通りにカプセルに入ってライト博士の構造解析を受ける。

『………ふむ、君の体の仕組みは完全に理解は出来ないが、ゼロと同じく高い潜在能力を秘めておるな…潜在能力解放の強化チップは直ぐに造れるが、どうやら君の潜在能力解放はコピーチップが深く関わっておる、新世代型のプロトタイプ故…かのう?コピーチップがシ
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