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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第146話:Drop Dead
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寄る。
「待て!あんた、逃げるの!?ルナは何処にいるんだ!?教えろよ!!」
「教える義理はない。一応情報は与えたはずだ。ルナとルミネは一緒の場所にいる。新世代型レプリロイド共を倒していけばいずれ分かるだろうよ。何せ優秀なオペレーター様もいるようだからな。それから坊や、先輩として1つお前にアドバイスをしてやろう。実力が伴わないうちに無闇に牙を剥いても返り討ちに遭うのがオチだぞ?あの小娘のようにな」
それを聞いたアクセルの表情は憤怒に歪む。
自分を庇って傷付いて拐われてしまったルナへの侮蔑の言葉にアクセルは歯軋りしながらバレットを構えてショットを放った。
「お前の潜在能力…プロトタイプでありながら相当な物だ。もしかしたら完成型の新世代型を上回るかもしれん。」
再び放たれたショットを人差し指で簡単に受け止めながら、VAVAはアクセルを見つめながら言葉を続ける。
「もしお前がその潜在能力を引き出すことが出来れば俺の楽しみが増えるかもしれん。俺としても万々歳だ。強くなれ坊や、お前がその身に眠る潜在能力を余すことなく発揮出来たら…お前を強敵と認めて…」
後ろを向いてアクセルに対して親指を下にグッと向けると、VAVAは処理場から脱出した。
それを見届けたルインはバスターを下ろし、アクセルはバレットを床に落とした。
「くそ…ダメージさえ与えられなかった…」
「仕方ないよ。シグマがイレギュラーハンターとして活躍していた時代で、素行に問題はあっても実力は本当に超一流だったからね。」
「潜在能力…?僕にそんな力があるの…?あるなら…欲しい…ルナを助けるには弱いままじゃ駄目なんだ…」
「……………」
エックス達と比べてあまりにも非力な自分に苛立ちながらアクセルは立ち上がって、ルインと共に最下層に向かうのであった。
「それにしてもVAVA…ドップラー博士の事件の時とは比べ物にならないくらいにパワーアップしていた。私達も経験を積んで早くパワーアップしなきゃ」
「…それはそうだけどさ、パワーアップしようにも、そう簡単に行くかな?」
正直、多少パワーアップしたところで勝てるのか微妙なところだとアクセルは感じていた。
「うん、そうだね。でも簡単に諦めちゃ駄目だよアクセル!!敵を倒してメタルを稼いでチップでパワーアップ!!地道に頑張るのが強くなる近道だよ」
『その通りじゃな』
「「へ?」」
声がして周囲を見渡すが、誰もいない。
「誰も…いないね」
「うん、でも確かに聞こえた…ま、まさか…僕達ハンターに処分されたイレギュラーの亡霊…?」
「へ…?」
それを聞いたルインの表情がどんどん真っ青になっていく。
ルインはどのようなイレギュラーにも果敢
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