星14 地位と友人
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「隙を狙って、後ろに回り首筋にストーンっと……」
「当身か」
ヤツに通じるのか?
っと、とても信じられないという目で見つめてきました。
ふっ!笑止!
「カバディしまくってその後、ぐるぐる周りを回り、動揺してる間に手刀を一発……!」
「かばでぃってなんだ」
カバディの説明をすると、こいつ、頭大丈夫か?という目を向けてきました。解せぬ。
「鬼ごっこと変わりませんよ!」
「俺は一度お前の頭の中を覗いてみたい」
「やらせはせんぞー」
「あほか」
うむうむ、疲れて暗かった表情が少し明るくなりましたね。笑ってくれてますし、良しとしますか。
「では、カノン。また来ますねー」
「……本当に俺の事は気にするな。もう、来なくていい」
「お断りします」
「?」
なんで、何言ってるんだこいつ。みたいな顔されにゃならんのか。
「前にも言いました。大事な友人を放っておけますか!スカタン!」
「真名……」
すかたんとはなんだ?と聞かれてこけた私は悪くないです。
□■□■□■□■□■□■
で、なんでこうなってるんですかぁー!?
「教皇!教皇!ステイ!ステイですよおおおおおおおお!!」
「真名、ならばアテナをこちらに渡せ。ふっ、お前の命は取らん。安心して渡すがいい」
全然、安心できないんですけどぉー!?なんで、なんでこんな事にぃー!?
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