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女神と星座の導きによりて
星13 女神降臨
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コミます。
 ちょっと言ってみたかっただけですよー。
 皆さん、どうやら私の一言で硬直が解けたみたいですね。
 うーむ、硬直というか緊張ですかね?
 なんか緊張が”解けた”というか、”脱力”した感じになってました。
 むむむ、どうしたんでしょう。

 「真名……、お前というヤツは」

 「なんていうか、お前らしいといえばお前らしいが」

 「実はここに用意していたクラッカーがあったり……」

 マントで隠してましたが後ろの腰に括り付けていたクラッカーが……。

 「それ、絶っっっ対使うなよ。フリじゃないからな」

 おおう、デス君にまで念押しされた。まぁ、当たり前ですけどね。
 しかし、アテナはこうして降臨されました。
 サガは……、泣いとる。めっちゃ泣いとるがな。滝涙流しとる。
 アイオロスもちょっと涙ぐんでますけど、サガ程ではないですね。サガの背中を叩いて慰めてる感じです。
 デス君とシュラはなんか強張っていた顔が私のクラッカーで強張りがなくなりましたけど、ちょっと神妙な顔して二人で話してます。
 年少の皆さんは、おお、興奮と放心、驚き?で、ありますが、ちょっと静かにわいわいしてますね。
 当の私ですが、きっとこの後、改めてアテナにお目通りできるのでは?と考えています。
 登場だけですからね。ある意味待っていた……女神が降臨された訳ですからね。でも、教皇様の反応はちょっと妙でした。普通なら女神が降臨された時、直に抱き上げて、

 「女神が降臨された!」

 とか、何か言いそうなモノなのに、固まって見守るだけ。うん、多分あれは見守ってました。さっきも思いましたが、誰かが動くのを待っていたかの様な……。なんか、怪しいです。
 ……ふぅ、なんて、怪しんでも何かが始まる?訳でもなし。今は気にしないで措きましょう。
 
 ━━━━━皆の者、アテナ神殿に来るのだ

 お、教皇様のお呼びじゃな。
 
 「皆さん、それじゃぁ、行きますか。では……、整列ぅー!」

 「するか、あほ」

 「カニさんは後で双魚宮裏に来なさい」

 「なんでだよ!!」

 そんなやり取りをしていたら周りの皆さんは笑っていました。どうやら落ち着いた模様。良きかな良きかな。
 

 □■□■□■□■□■□■


 そして皆でアテナ神殿の謁見の間にて教皇様が待っていました。
 
 「集まったようだな」

 教皇様に向かって十二宮順に並びます。
 そしてその順番にアテナに謁見します。
 皆さんアテナの入っている籠の近くまで行きますが、そこまでで後は傅き頭を垂れるだけで留まっていました。
 そして、私の番になりました。

 「魚座の真名」

 「はい」

 私はまっすぐアテナに近
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