星12 降臨間近
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なんでしょうねぇ。
そうしもじみ思っていると、
「真名、真名はすごいな。なんでもできるんだな」
きらきらした瞳で見つめてくるアイオリア。
年少組の皆さん、私の身長と同じ位になってるんですよね。私、一応日本人の女性平均より高めなんですが……、何この子達、ちょっぴり悔しく感じてしまってます。
まぁ、そんな事はいいのです。どうやら初めてクッキーを作る姿を見たのでアイオリア的にすごいと思ったみたいですね。いや、普通に誰でも出来ますよ。メシマズでなければ……。
「私がすごいのではなく、お菓子を開発した人がすごいのですよ。私はそれに倣って作っているだけですから」
「でも、小宇宙の練り方とか、技の開発とか、戦いだけでなくて、こういうお菓子の作り方を知ってるの、俺はすごいと思うぞ」
おおう、純粋な瞳で見つめられると実は実年齢は三十一歳の私はなんだかちょっぴり複雑というか、自己嫌悪というか。ただ単に趣味がお菓子作りだからレシピが頭に残っているというか……特別すごい訳ではないのですが……。
「なー、真名!そろそろ焼けるんじゃねー?」
オーブン前にて待機していたミロがそう言ってきました。
おお、確かにそろそろ十五分になりますね。
「では、取り出しますか。アイオリア、ちょっと離れてくださいね。熱いですから火傷してしまうかも」
「うん」
クッキーの出来栄えは二重丸。良い出来です。
次のクッキーをオーブンもどきに入れて、出来上がった方を冷まします。
もちろんカミュに頼んで。
「一気に冷やすのではなく、ゆっくりお願いします」
と言うと、
「わかりました」
そう返事が返ってきて両手をクッキーにかざし、凍気というより冷気ですね。しかし、これってカミュの修行にもなりませんか?凍気をコントロールする意味で。一石二鳥ですな!そして、クッキーが焼ける度にやっていただいて無事に出来上がりました。
「サガ」
とりあえず出来上がった双子座のクッキーとおまけで入れた星型のクッキー数個を袋に入れてサガに渡します。
「ありがとう、真名」
「ふっふっふー、美味しく召し上がってくださいな」
「ああ」
相変わらず笑顔が眩しいです。うーむ、悪の人格って確かアテナの盾の光で浄化されるんでしたっけ?アテナが降臨してからじゃないと意味ないんでしょうか?今からしませんか?浄化。
結論から言うと《第14回、いつもありがとう!これからもよろしくね!の労うの会》は大成功?でしたー。
流石に私以外の黄金聖闘士達も参加していたので、めちゃくちゃ驚かれましたけど。私個人は楽しかったので良しとします。
そうそう!アイオロスの評判ですが、そう簡
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