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ヘタリア学園
第七千七百八十六話  一時は寂れて

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第七千七百八十六話  一時は寂れて
 ギリシアは今自分達が案内している遺跡について日本にお話しました。
「ここは 十九世紀は」
「ギリシアさん独立の頃ですね」
「俺が トルコと 戦って」
 今に至る仲の悪さの要因です。
「その時 に」
「寂れてしまったのですか」
「そう 戦争で」 
 その独立戦争です。
「それで 大変だった けれど」
「復旧したのですね」
「そう ここまで」
 いつものゆったりとした口調でお話します。
「そうした から」
「それは素晴らしいことですね」
「ゆっくり 巡って くれ」
 日本にこうも言います。
「トルコ以上に もてなす から」
「そこでもトルコさんですか」
「嫌い だから」
 やっぱりギリシアとトルコは仲が悪いです。
 そんな仲の悪さも見せますがそれでもです、ギリシアは日本を案内していくのでした。ギリシアでは珍しい中世の世界遺産の中を。


第七千七百八十六話   完


                2019・5・26
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