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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第12話
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上は言わなくてもわかっているわ。―――今、結界を展開したから頑張ってね、ユリーシャ。」
「!ありがとうございます…………!」
微笑みながら答えた後結界を展開してリィンの太刀に戻ったアイドスに感謝の言葉を述べた。

「え、えっとアイドス?何でここで結界を…………って、まさかとは思うが…………」
(うふふ、さすがに2度も経験すればご主人様も”察する”事ができるみたいね♪)
既に2度も似たような展開を経験したリィンは次に何が起こるかを察して表情を引きつらせ、その様子をベルフェゴールは面白そうに見ていた。
「アイドス様のお陰でこの身は”天使の誇り”を取り戻し、新たな力を得ました。アイドス様を信仰する天使の責務を果たすに当たってどうかリィン様をこの身の新たなる我が主になって頂く―――”守護天使”の契約を結び、この身をリィン様のお側にお置き頂きたいのです…………!」
「”守護天使”…………?」
(”守護天使”とは仕える主を守り、間違った道を進もうとした時に正そうとするから、まあ使い魔の天使版のようなものよ。まあ、天使からしたら一生を添い遂げる相手でもあるわ。)
「ええっ!?ちょ、ちょっと待ってください!ユリーシャさんには元々”主”がいるんじゃ…………!?」
ユリーシャが希望した存在の意味がわからなかったリィンはアイドスの説明を聞くと驚きの表情でユリーシャに問いかけた。

「先程も説明しましたように、気がつけばこの身は何らかの原因によって主がいた世界から追放され、この世界にいました。それに主―――ジェダル様に娼館に娼婦として売られた時点で、この身はジェダル様に仕える身として至らない身である証拠ですから、今のこの身に主は存在しません。」
「あ…………本当に俺でいいんですか?」
ユリーシャの説明を聞いてユリーシャの事情を思い出したリィンは気まずそうな表情をした後、主を失って行く当てのないユリーシャと契約する事を決めてユリーシャに確認した。
「はい…………!貴方は、我が新たなる主として相応しい資質を持っています。貴方の行く末を見守り、導いていくのがこの身の幸せとなりましょう。了承していただけますか?」
「…………ああ、俺でよければ喜んで。」
「ありがとうございます…………!それでは早速始めさせて頂きます。ん…………」
リィンの了承を知ったユリーシャは嬉しそうに微笑んだ後、リィンの唇に口づけをして甲冑や服を脱いで生まれたままの姿になった後リィンと”守護天使”の契約を交わし、リィンの”守護天使”となり、また”守護天使”となった事でユリーシャは天使階級第六位――――能天使(パワーズ)に昇格した!


PM7:50――――


「…………不思議です。今まで数多くの男達に犯された事で男に抱かれる事は内心嫌悪を感じていましたが、
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