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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第11話
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対する接し方は普通の男性と比べると近しい事はエリスやセレーネから聞いているのですが?」
「ダンスの件はリウイ陛下の指示によるものだったし、親しい件についても俺が親友(エリス)の兄だから、普通の男性よりは親しみを感じて接しているだけなんじゃないのか?現にエリスのように俺も殿下にからかわれる事はよくあったし。」
ジト目のエリゼの指摘に対してリィンは疲れた表情で答えたが
「………エリス達に聞きましたよ。1度目のユミル襲撃が起こる直前にエリスとセレーネどころか、湯着を着ているとはいえアルフィン殿下とまで露天風呂を共にしたそうですね?」
「うっ。そ、それがさっきのエリゼの推測とどう関係してくるんだ…………?」
(あはははははっ!普通に考えて、湯着を着ていても年頃の女の子が異性とお風呂を一緒にするなんて、その異性に少なからず気がある証拠じゃない♪)
(それで実際の所はどうなのかしら?)
(そ、そうですわね…………私見ではありますが、アルフィン殿下はエリゼ様の推測通り恐らくリィン様に心を寄せているかと…………)
エリゼにある事を持ち出されると唸り声を上げ、その様子を見守っていたベルフェゴールは腹を抱えて笑い、興味ありげな様子のアイドスに訊ねられたメサイアは苦笑しながら答えた。

「エ、エリゼよ、ここはお主達に充てられた部屋ではないのじゃから、そういう事は後で自分達が休む部屋でエリス達と共に追及してはどうじゃ?」
一方二人の会話を聞いて嫌な予感がしたリフィアは冷や汗をかきながらエリゼに指摘し
「…………それもそうね。そういう訳ですから、アルフィン殿下の件についてはエリス達と共に後でじっくりと追及させてもらいますね?」
「はい…………」
指摘されたエリゼは頷いた後膨大な威圧を纏ってリィンに微笑み、微笑まれたリィンは反論することなく疲れた表情で頷いた。その後リフィアの執務室を退室したリィンは自分の部隊に配属されたメンフィル兵や義勇兵に挨拶をした後遅めの昼食をとって一端自室に戻った。


同日、PM2:15―――

〜リィン少佐の部屋〜

「さてと…………(挨拶回りも一通り終わった…………ブリーフィングは明日の朝だから、今日は約半日空いている事になるな…………学生時代は”自由行動日”はトワ会長が集めた依頼の消化や旧校舎の探索で時間を費やしていたから、純粋に何もする必要がない時間ができるのは久しぶりで何をすべきか考えてしまうな…………)」
リィンが午後の行動について考えていると部屋に備え付けている内線が鳴り始めた。
「はい、シュバルツァーです。」
「こちらエントランス。お疲れ様です、シュバルツァー少佐。天使族の女性がシュバルツァー少佐に御用があり、この艦を訊ねたとの事ですがいかがなさいますか?」
「へ…………天使族の女性が
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