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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第11話
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んな些細な事は全く気にしておらんぞ。メンフィルは”全ての種族との共存”を謳っているのだから、当然その中には”古神”も含まれるのだから、何故悩む必要があるのか逆に問いたいくらいじゃ。」
「普通に考えて問題大ありじゃない…………もし、メンフィルが”古神”と協力関係を結んでいる事がディル=リフィーナの他国や教会に知られたら、その件を口実にメンフィルが”世界の敵”にされて世界中の国家や教会を敵に回す可能性も考えられるのよ?」
リィンの推測に対して答えたリフィアの答えに呆れたエリゼはリフィアに指摘した。

「そんなのメンフィルにとっては”今更”な話だ。元々メンフィルは光と闇、どちらの勢力も受け入れているのだからその件でメンフィルを敵視したり危険視する勢力は幾らでもおる。それにもし、世界中を敵に回したとしても勝てばいいだけじゃろ。―――かつてレスペレント地方全土の国家を敵にした”幻燐戦争”のようにな!」
堂々と言い切ったリフィアの発言を聞いた二人はそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせていた。
「―――そんな事よりもリィンよ。今回のお主の迎撃戦での活躍の件で、アルフィン皇女の処罰に関する事で朗報があるぞ。」
「え…………もしかして、アルフィン殿下の処罰内容が穏便な内容に変更するように見直されることになったのですか!?」
リフィアの話を聞いたリィンは一瞬呆けた後すぐに血相を変えて訊ねた。

「いや、処罰内容は変わっておらん。―――決まっていなかったアルフィン皇女の仕え先がお主に決定したのじゃ。」
「…………へ。」
リフィアの答えを聞いたリィンは一瞬固まった後呆けた声を出し
「ええええええええええええええええええええええええっ!?な、何故アルフィン殿下の仕え先が自分に…………!?」
(あはははははっ!本物のお姫様までハーレムにするとかさすがご主人様ね♪)
(あ、あの…………一応ですが私も”本物のお姫様”なのですが…………)
(――――なるほど。そのアルフィン皇女がリィンに仕える事になれば、リィンがアルフィン皇女に手出ししなければ、本来なら”娼婦”として仕える主に犯され続けるはずだったアルフィン皇女の貞操は守られることになるわね。)
我に返ると驚きの声を上げてアルフィン皇女が自分の使用人兼娼婦に決定した理由をリフィアに訊ね、その様子を見守っていたベルフェゴールは腹を抱えて大声で笑い、メサイアは冷や汗をかいてベルフェゴールに指摘し、リフィアの”朗報”という言葉を理解していたアイドスは納得した表情を浮かべていた。

「エレボニアの内戦勃発後、メンフィルはエレボニアの領土と隣接しているユミルにエレボニアの内戦に巻き込まれた際に対処する軍を派遣しなかったから、元々その件でシュバルツァー家に対する”詫び”としてアルフィン皇女の仕え先の候補とし
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