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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第145話:Pitch Black
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自体には何の強化能力を持たない、全てのアーマーの基礎と言える物じゃ、しかし、これらの2種類のアーマーのパーツを組み合わせることでアーマーに能力を付加させる事が出来る。』
「つまり、今までのアーマーと違い、それぞれのパーツを装着することが出来るんですね」
『そう、イカロスアーマーのIパーツは戦闘力を重視している。ニュートラルアーマーをIパーツで統一すれば、広範囲を攻撃するギガクラッシュが使える。次にヘルメスアーマーのHパーツはイカロスアーマーのパーツとは違い、機動力を重視している。ニュートラルアーマーをHパーツで統一すれば、レイジングエクスチャージの簡易版と言える、全能力強化のエクスドライブが使える。それぞれのパーツの詳細はこのファイルに纏めておいた。ハンターベースに帰投したらこの2つのファイルをエイリアかゲイトに渡して欲しい』
「分かりました。アーマーファイルとパーツファイルを受け取りましょう」
『頼んだよアイリス』
ライト博士からアイリスはニュートラルアーマーのアーマーファイルとIパーツとHパーツのパーツファイルを受け取る。
『それではゼロ…後は任せた………君の創造主からあるメッセージを受け取っている』
「俺を造った奴から…?」
疑問符を浮かべながら表情を歪めるゼロ。
『うむ、“フォルテ以上の親不孝者の馬鹿息子よ。お前の好きに生きるがいい”とな。』
「…………」
『ワイリーは確かに悪人と言われても仕方ないことをしてきたが、ロボットに対する想いは本物じゃった。どれだけ反抗されようとお主の兄弟を決して見捨てたりはしなかった。ワイリーと袂を分かった後でもこれだけは覚えておいて欲しい。実際にシグマが反乱を起こすまでお主には一切干渉しなかった……ワイリーは最後の息子であるお主を彼なりに愛しておったんじゃよ。父親として』
そう言うとライト博士のホログラムは消えてしまった。
「………何を今更…」
俯いて呟くゼロにアイリスは歩み寄る。
「でもゼロ、ゼロを造ったワイリー博士について少し分かったことがあるわ…ワイリー博士はゼロを愛していたんだわ。その気になればずっと前からゼロに干渉することが出来るはずなのにしなかった…悪いことをしようとはしていたんだけど…きっとワイリー博士もゼロの幸せを願っていたんだと思う」
「どうだかな…アイリス、行くぞ」
「ええ」
アイリスと共に基地を一気に駆け抜けて行き、迫る警備ロイドを撃退しながら最後の扉の前に立つ。
確かこの基地の警備を担当しているダークネイド・カマキールは、確か暗闇での活動を得意としていたはず。
つまり、基地全体が明るくなっている今なら大分戦いが楽になるはずだ。
部屋に入ると、壁に張り付いている蟷螂をモチー
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