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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第145話:Pitch Black
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?ウィルスとか…きっと大丈夫ですよね…?」
その言葉にはパレットの不安が垣間見えた。
アクセル本人には今のところ異常はなくてもコピーチップがシグマウィルスに侵されていると言う、体内に爆弾を抱えているような状態なのだから。
「………大丈夫だ。今の俺達に出来ることはゼロ達とアクセル達を信じて待つことだ。そうだろうパレット?」
「……はい!!」
エックスの言葉に対するパレットの笑顔はとても明るく、眩しい太陽を思わせた。
エイリアもパレットの笑顔に微笑を浮かべて頷き、未来を感じさせる彼女にエックスも目を細めた。
「大丈夫よね…きっと…帰ってきたら笑顔で迎えて“お帰りなさい”って言うわ」
エイリアの言葉にエックス達も頷いた。
時は大分戻って、砂漠の地下兵站基地であるピッチ・ブラックに転送されたゼロとアイリス。
転送と同時にパレットから通信が入る。
『流石に、この施設には立派な監視システムがありますね…。なるべく引っ掛からないように明かりのありそうな場所にナビゲートしますね』
「了解した。パレット」
「分かったわパレット。でもあまりあなたも無理しないで」
隣でアイリスがナビゲートしてくれるパレットの身を案じている。
ゼロにも何となくだが、パレットの声に今までの明るさがないことが分かる。
戦闘しか出来ない自分にはあまり理解出来ないが、1人で複数のエリアのナビゲートをすると言うのはやはり大変なのだろう。
「行くぞアイリス」
「ええ!!」
ゼロとアイリスが立ちはだかるメカニロイドを斬り捨てながら前進すると通気口のファンをかわして奥のエレベーターに乗り込んで下の階に移動して近くの扉を抉じ開けると大量のブラッQが襲い掛かってくる。
「ふん、警備用メカニロイドか…この程度の奴らで!!」
「たあっ!!」
ゼロとアイリスが次々に現れるブラッQを破壊し、全てを破壊すると目の前の扉が開いた。
「どうやらこのメカニロイド達と扉のロックが連動していたようね」
「そのようだ。行くぞ」
次の通路にはサーチライトが動いている。
この光に照らされれば確実に警報が鳴り、警備ロイドが出てくるだろう。
『所々に、警備ロイドがいますね。見つかったら増援を呼ばれそうですね。アクセルならコピー能力で警備ロイドを騙してどうにか出来るかもしれませんけど…無い物ねだりしても仕方ないですよね。警備ロイドとサーチライトに気をつけて進んで下さい』
「分かったわ」
『それからこのエリアには、長い間使われていない発電機があります。施設内に明かりを点けたり、高所作業用の足場を動かしたりするための物だったみたいです。発電機を動かすことが出来れば明かりが点いてこの
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