35部分:噂はそよ風の様にその十二
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
窺う笑顔に戸惑う未晴だった。
「別に。気にしてもいないし」
「そうなのよね。こういう競争意識が本当にないんだから」
ここまで言ってお手上げといった感じを見せる咲だった。
「だからいいんだけれど」
「それはそうとして音橋君」
「ああ、俺?」
「うん。今日はね」
話が園芸委員の話になる。
「すみれよく見ておきたいんだけれど」
「すみれか」
「咲くのはまだ先だけれど」
こう言いながらも気になるようである。
「それでもね」
「ああ、じゃあちょっと念入りに見ておくか」
「そうして。お水もね」
「やってだな」
「そういうこと。だから一緒にね」
「ああ」
また未晴の言葉に頷くのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ