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ゼロの使い魔×ポケットモンスター ネタ
『ルイズが召喚したのが、タマタマだったら?』
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 フーケは、混乱した。

 自身の自慢の魔法である巨大な土のゴーレムが押されている。

 それも小さな存在に。

 40センチちょっとくらいの大きさの、卵の集合体のような生き物にだ。

 主人であるルイズを踏み潰そうと足を振り上げれば、バリアーのような光りの壁が遮り、拳を振ろうものなら、見えない力で拳と腕をあり得ない方向に曲げられる。

 ちっぽけなその生き物に、翻弄され、土のゴーレムを保つフーケの精神力はガリゴリと削られていった。




 ルイズがその生き物を召喚した。

 そしてシエスタというメイドから、タマタマという生き物だとルイズに説明しているのをたまたま立ち聞きした。

 ギーシュという貴族の倅を倒した時点で、なぜ頭に置いておかなかったんだと…、フーケは己の過去を嘆いた。

 しかし過ぎた過去は戻せない。

 だが、フーケは知らない。タマタマは、植物性の生き物で、火に弱く、逆に土に強いということを。それゆえに土のゴーレムを操るほど土の属性を操ることに長けた彼女には、分の悪い相手であった。

 ふいにプッ!とタマタマが何かを土のゴーレムの足に吹きかけた。

 そして、瞬く間に土のゴーレムの足を始まりに、メキメキっと植物が生えてきて、足から胴へ、そして頭部まで根を張り、土のゴーレムの動きを完全に封じてしまった。

 それとともに、土のゴーレムと繋がっていたフーケの精神力が吸い取られていき、慌てたフーケは、土のゴーレムを捨てて、なおかつ盗んだ宝を残して力を振り絞ってフライを使って逃げようとした。

 しかし、その頭に、タマタマの一部である卵のようなブツが投げつけられ、フーケは精神力が尽きると同時に、落下したのだった。



 なお、タマタマの武勇はこれで終わらない。



 本来は鳥系ポケモンの飛行属性などを嫌う草タイプであるタマタマ。それゆえに風属性とはあまり相性が良くなかった。

 アルビオンで、ワルドがその本性をむき出し、タマタマはウェールズをリフレクターという技で守ったものの、自分自身の防御が疎かになったため、エアハンマーを受けてダメージを受けた。

 瀕死寸前で転がるタマタマを、ワルドが踏み潰そうとしたため、ルイズが割って入って庇い自分が踏みつけられた。

 その時、フーケから奪い返した宝である、葉っぱのような石がルイズの懐から落ち、タマタマに触れた。

 その瞬間、光り輝くタマタマ。そしてルイズの体をのかして、現れたのは、ヤシの木に似た二本足で立つ植物の生き物、ナッシーだった。

 ワルドは、一瞬驚くものの、すぐに冷静になり弱点である風の魔法を放つ。

 進化したことで大幅にステータスが
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