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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第56話 氷点下の決戦、三つ巴の戦い!
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事ではないからな」


 でもまさかアイにまで言っていないとは思わなかったぜ。


「どうして独断でこんな仕事をしようと思ったんだ?」
「お、お金がいるんです……それも大金が……」
「お金……ですか?」


 アーシアは滝丸の目的がお金だと聞いて首を傾げた、だが滝丸の様子を見るに並みならぬ理由がありそうだ。


「ええ、癒しの国『ライフ』に売っているいう薬を買うために……」
「薬?誰かが病気なのか?」
「はい、その病気を治せるかもしれないのがライフで売られている薬なんです……」
「ふっ、なんだ。お前だって人助けが目的じゃないか」
「ああ、立派な目的だ」


 滝丸の話を聞いていたルイ達も、彼の目的に理解を示していた。まあ自分たちと同じように危険を冒してここに来ているんだからな。


「でもグルメ教の教えでは確か薬の使用は禁止されていなかったか?」
「その通りです。グルメ教には自然のままに命を委ねるという教えがあります、だから人工的な薬品の投薬はその教えに背く行為です……だけど!」


 滝丸は目から涙を流して立ち上がった。


「でも癒しの国ライフなら……!天然の薬品や治癒食材が多く揃っています!天然物なら教えに背くこともない!だから……だから……!」


 滝丸は身体を震わせながら拳を強く握ってそう話した。


「滝丸さん……」


 小猫ちゃんはそんな滝丸の姿に彼がどんな思いでここに来たのかを感じ取っていた。他の皆も同じように……


「滝丸」
「イッセーさん……」


 俺は滝丸の肩に手を置いて彼に話しかけた。


「詳しい事は分からないが、お前のその誰かを想う涙はセンチュリースープに負けないくらいの価値がある!絶対にその人を助けられるさ。人は誰かの為に行動する時に最も強い力を発揮できるもんだ、ここにいる全員でセンチュリースープを必ず手に入れようぜ!」
「イッセー先輩……」


 俺の言葉に全員が頷いて手を合わせた。ここにいる全員が力を合わせれば、必ずセンチュリースープは手に入るさ。


「そういえば、イッセーさん達はどうしてセンチュリースープを?」
「決まってんだろ、飲みたいからさ」


 俺の問いにルイ達と滝丸は「へっ?」というような反応をして一瞬動きを止めたが、すぐに大きな笑い声を上げながら「らしいな」という言葉をかけてきた。


 その後俺達はリアスさん達が悪魔だという事、イリナやゼノヴィア達が宗教に入っているなど異世界に関係するような話せない内容以外の事を彼らに話した。


「まさか生きているうちに悪魔に会うなんてな、俺達も年貢の納め時か?」
「まあこんな別嬪さん達が悪魔って言うならいくらでも来てほしい物だな
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