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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第56話 氷点下の決戦、三つ巴の戦い!
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すが……!」
「俺は自分ができることをする。だからお前らに一番大事な役目を任せたいんだ」
「副組長……了解しました!必ずセンチュリースープを手に入れてきます!」
「ああ、だが一番の目標は生きて帰ることだ。それを忘れるな」
「了解です!」
ルイ達もリアスさん達についていってくれるそうだ。向こうは彼らに任せよう。
「……分かったわ、私達が必ずスープを手に入れて見せる。だから皆、絶対に生きて再会しましょう!」
リアスさんはそう言うとアーシア、ゼノヴィア、イリナ、ルフェイ、ティナ、ルイ達を連れて地下に向かった。
「くそっ、ガキどもが!?」
「いいよ、もう放っておきな。どのみちこいつらは皆殺しにするから順番はどうでもいい。それにもう追手は向かわせたからね」
くそっ、いつの間にか虫を放たれたか。今から追おうにもこいつに背中を見せたらその場で殺されてしまう。リアスさん達を信じるしかねえな。
「……朱乃、お前も行くんだ」
「ごめんなさい、イッセー君。それは出来ませんわ」
「死ぬことになるぞ?」
「それでもよ、ここで引いてしまったら母様を死なせてしまったあの時と同じ弱い自分のまま……たとえ死ぬことになってもここは引かないわ……」
正直この戦いに朱乃は足手まといだ。だが、それでも人間絶対に引けない時が人生に一度は必ずやってくる。朱乃にとってそれが今なんだろう。俺も親父に酷く我儘を言ったことも多かった、だから今度は俺が朱乃の我儘を聞いてやる番だ。
「……死なせないさ。朱乃は俺が絶対に死なせない」
「イッセー……!」
「思い立ったが吉日、その日以降はすべて凶日ってな。前には出るなよ、その代わりフォローは任せた」
「……はい!」
俺は朱乃を背後に立たせて目の前の男に対峙する。
「まだ自己紹介をしていなかったね。ボクはトミーロッド。美食會の副料理長だ」
「GTロボじゃなくて生身で来るとはな。前回のリーガル諸島で全機使い果たしちまったのか?茂さんやマンサム所長に回収を邪魔されたみたいだしな」
「GTロボ?それならもう来てるよ、まあボクには必要ない物だけどね。それよりもイッセー……そろそろ殺していい?」
「……ッ!!」
この殺気……間違いなくこのトミーロッドという男はヴァーリクラスの実力者だ!
(ヴァーリはGTロボ、グリンパーチはほぼ遊びだった……つまりこの戦いは初めての美食會副料理長との生身での真剣勝負って事か。こいつは俺も腹を括らないといけないな)
俺は深く息を吸って気合を入れる。
「小猫!祐斗!滝丸!マッチ!そいつらはお前たちに任せたぞ!」
「任せてください!」
「今までの厳しい環境を乗り越えてきた成
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