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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第56話 氷点下の決戦、三つ巴の戦い!
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に浸ったため息を出しながら俺の腕にくっ付いてきた。すると負けじと朱乃さんが反対の腕にくっ付いてきて、膝の上にいたアーシアがスリスリと甘えてきた。そして背中に小猫ちゃんが引っ付くと、俺の顔に頬すりをしてくる。
「ま、まあそれはいずれな……」
結婚か……この年だとあまりそういう事は意識したことがないな。でも責任は取るつもりだしいつかは真剣に考えないといけないんだよな。
(後で祐斗にでも相談してみるか……)
そんなことを考えていると、不意に背後から何かが近づいてくる気配を感じ取った。振り返ってみると小さなペンギンの子供がこっちに歩いてきていた。あれは……
「ユーン!」
「イッセー、この生き物は?」
「こいつは『ウォールペンギン』の子供だな。一匹だけでいるなんて珍しいな」
ウォールペンギンの子供はこっちに来ると、嬉しそうに跳ねたりその場で回転したりとはしゃいでいた。
「うわぁ!すっごく可愛いわね!ほら、こっちにいらっしゃい」
リアスさんが手を差し出すと、ウォールペンギンの子供はその手にお手をした。
「キャー!可愛い!!」
「部長、私にもその子を抱っこさせてください!」
「まあ……人間に慣れているのかしら?」
リアスさんが触っても小猫ちゃんが抱き上げてもウォールペンギンの子供は逃げようとしない。そんな姿に朱乃さんが驚いた表情を見せる。
「ウォールペンギンの子供は警戒心が全く無いんです。南極に住むペンギンも人が近づいても逃げなかったりしますがウォールペンギンの子供は触っても逃げようとしません。寧ろ懐いてしまうくらいです」
「へー、普通のペンギンも逃げたりしないんだ」
「肉も不味いって聞くし人間がペンギンに危害を加えたりしないから、近づく位なら案外逃げないらしいぜ。まあちょっかい出そうとしたらビンタされることもあるらしいから気を付けないといけないぞ」
「どうしてだ?微笑ましい光景じゃないか」
「ペンギンのビンタは大人でも骨を折られるくらい協力だからな。ウォールペンギンの親も捕獲レベルが30はあるから殴られたりしたら昇天するぐらいにヤバいぜ」
「ふむ、可愛らしい見た目に侮ると痛い目を見るという訳か」
俺の説明に感心していた祐斗、だが実際ペンギンの力は凄まじく骨も折れてしまうくらいなのでビンタされたらマジでヤバい。
それをゼノヴィアに説明すると少し感心したような表情でうんうんと頷いていた。何を感心しているんだ?
「ユンユン!」
「あはは、くすぐったいですよー」
「小猫ちゃん!次は私に触らせて!」
「あたしも触りたいー!」
小猫ちゃんの柔らかほっぺをつんつんと嘴でつっつくウォールペンギンの
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