暁 〜小説投稿サイト〜
女神と星座の導きによりて
星11 マニキュア
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
たらあんな感じになるんでしょう?謎です。

 「おや、カミュ、貴方、その爪はどうしたんですか?」

 私がそういうとサッと両手を背中に隠してしまいましたね。
 さっき見た時、指先は赤くなり、爪が割れていました。
 おお、そうです。

 「カミュ、訓練が終わったら私の宮に来なさい」

 「え……、はい」

 そんな不安な顔しなくても、取って食べる訳ではないのに。
 仕方ないですねぇ。


 □■□■□■□■□■□■


 夕方になり、皆、十二宮に戻るのですが、双魚宮にカミュとミロを一緒に連れてきました。(ミロはカミュが気になって一緒に来たみたいです)
 あ、ちなみにディーテは少しコロシアムでデス君とシュラの三人で残るそうです。何か企んでないでしょうねぇ?っと聞いたら、

 「へっ、お前じゃないんだから、そんな訳あるかよ」

 と、カニさんが何か申していましたので、キャメルクラッチを食らわせても問題ないですよね☆
 まぁ、そういう事で、二人を居住部屋に招き、椅子に座らせてお茶を出します。
 本当はジュースを出してあげたいのですが、ないので出せません。
 とにかく目的の物を取りに二人から離れます。
 自分の私室に入り、机の引き出しからマニキュアを出します。
 何故、そんな物を持っているのか。
 本当はディーテの私物でした。なんでも、

 「間違って買ってしまった。姉さん、使う?使わないなら捨ててもいいよ」

 そう言って。
 変な所で素直ではない弟弟子ですが、そんな優しい所があるのを見ると和んでしまいますね。
 結局もらったはいいのですが、使わないで取っておくだけだったので、カミュにあげようかと思います。折角もらった物です。誰かが使った方がマニキュアも喜ぶ?でしょう。
 何故マニキュアをあげるのか。それは爪の保護の為です。
 本当はネイル美容液などを塗った方が良いのですが、無いよりマシでしょう。
 カミュに桶に入れたぬるま湯で手を洗ってもらい、清潔にして、手を差し出してもらいます。
 やっぱりというか、指先はひび割れが酷く、真っ赤になっていました。特に人差し指が酷いです。
 
 「まずは、指先の治療ですね。ちょっと待っててください」

 私はカミュにそう言うと、改めて離れ双魚宮の裏にある花園に行き、隅に鉢植えで植えてあるアロエを切り取り、居住部屋に戻ります。
 そして改めてもう一回手を差し出してもらって、アロエの切り口を指先に擦り付けます。カミュは無表情ではありますが、痛いのか、手が震えています。
 我慢しているのでしょう。偉いですよカミュ!
 一通り塗り終わると、今度はヒーリングをかけます。

 「なー、真名。葉っぱの汁付けるより、最初からヒーリングかけた方が早く済
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ