暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと変わったお姉さんと少年のお話
ちょっと変わったお姉さんが少年と旅行に行くお話
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、止めて下さい。まだお風呂が……」
「ま、夜は長い。明日のチェックアウトは10時だ、焦らず行こう」
「はい……」

 頬が桜色に染まりつつある浴衣姿の女がほのかに湧き上げる体臭を、料理の美味なる匂いの間から嗅ぎ分けた少年のペニスがにわかに勃ち上がり、トランクスからはみ出て浴衣に擦れる。
 
「!」

 酒も飲んでいないのに耳を真っ赤にし、内股になる少年を肴に、女がに杯を傾けた。

「言っておくがな、君からも牡の匂いが漂ってるぞ。……連休前に自慰を止めて、生殖器の中に白いものをいっぱい溜めてきただろう」
「……」

 俯いて一言もしゃべらない少年を見ながら、女は唇の端に残った酒を、舌を大きく動かして舐め上げた。


……。
「こ、このお風呂、凄い、で……す」
「今日の君は同じ反応を繰り返すなぁ」

 髪を結い上げた女が、夜天を見上げる少年を見て呆れ顔をする。

「だって、星空があんなに綺麗で、このお風呂も、洗い場も、みんな……ヒノキですよね?」
「まぁな」

 少年の眼前に、女の豊かな乳房が2つ、湯船に浮かんでいる。
 風呂に長時間入り浸り、酒を飲み続けた女は目が据わり、顔中に汗の滴が浮かんでいる。

「飲み過ぎて……ませんか?」
「んー?」
「その徳利、何本目です?」
「さぁな」
「6本目、ですよ?」
「それがどうした」
「1リットル超えてるんです、日本酒で!」
「ここの酒は香りが良くて、喉ごしも良くて、実に美味くてなぁ。つい、キューっと言っちゃうんだ……ぷあっ」

 頬は桜色を通り越し朱色に近づき、濃紺の瞳をどんより濁らせた女が杯を口にし、のどをこく、こくと鳴らす。

「だから飲み過ぎですってば。明日に響きますよ?」
「なぁに、風呂に入ってれば汗で流れるさ」
「お酒飲んでずーっと温泉に浸かってると、身体に悪いです」

 女が杯を傾ける手を止め、少年を睨んだ。

「私はまだそんなことを気にする歳ではない!」
「歳とかそういう問題じゃなくて、のぼせちゃいますよ!」
「大丈夫だって言ってるだろう!」
「大丈夫じゃないです! 自分でそう言ってる人ほど……」

 女は風呂の傍らに腕を伸ばし、掴んだ徳利を目の前で逆さにして、残っていた酒を最後の一滴まで杯に注ぐ。

「これで最後だ。安心しろ、少年よ」

 杯をひっくり返し一気に呷る女がのどを鳴らすのを止め、少年をちらっと見て、にたぁ、と笑った。

「え?」
「んふ……」

 良からぬ気配を感じて風呂から出ようとする少年の腕を掴み、のしかかる。

「んん〜」
「な、何を……んんっ!!」

 顔を背けようとする少年の顎を掴み、ぐっと自分の顔を近づける女。
 少年の唇に自分の唇を重ね、舌で口をこじ
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