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ちょっと変わったお姉さんと少年のお話
ちょっと変わったお姉さんが少年と旅行に行くお話
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見つめていた女が、少年の顔を見上げた。

「どうした?」
「……ゴム、持ってきます」
「おい、別に生でもいいんだぞ?」
「だ、駄目ですよぉ、今日、いっぱい出そうですし」

 目にわずかに光が戻り、挿入直前で最後の理性を取り戻した少年が、尿道をしごき上げて先走りを出し切り、ティッシュで亀頭を拭ってから、デイバックの一番奥に入っていたコンドームを取り出す。

 少年が手にしたコンドームのパッケージを見て、女が顔を曇らせた。

「こんな特別な場所なのに……特別サービスもしてやったのに……それでも君はそれを使うのか」
「当然です。ゆーさんを妊娠させちゃったらどうするんですか」
「私はそれでもいいんだぞ?」
「駄目です」

 少年がパッケージを破き、薄緑色のゴム膜を取り出そうとすると、女が制した。

「待て。じゃぁ、こうしよう」
「はい?」
「中出ししなくていいから、……生で挿れてくれないか」
「それも……ダメです」
「中出ししなければ大丈夫だろう」
「先走り……カウパー腺液、でしたっけ? これにも精子が含まれてるって聞きました」

 ティッシュで拭った透明な粘液を女に見せつける。

「今日の私は安全日だ、それは少年もよく知っているだろうに」

 携帯を持たない彼女の代わりに、少年のスマホには生理日予測アプリが入っている――正確には、勝手にインストールさせられた。
「安全日でも、駄目です」
「生で、挿れてくれ」
「駄目です」
「避妊しないと、駄目なんです」
「頼む、お願いだ、最後は外出しでも構わないから。……お願いだっ! 私のおま×こを、少年のおちん×んで直接こすってくれ!」

 女の目から涙が零れるとともに、大きく開いた股間からもどろどろっと多量の愛液がこぼれ落ちた。

「ゆーかさん……?」
「お願い、お願いだっ! 生で挿入(い)れてくれっ! 中で出さなくていいから生おち×んちんでじゅぽじゅぽしてくれっ!」

 女が腰を跳ね上げ、全身を汗まみれにしながら懇願する。
 こんな乱れた女の姿を――少年は初めて目の当たりにした。
 
「ゆーかさん!」

 少年のはっきりした語気に、女がびくっと震える。

「落ち着いてください、はしたないですよ」
「でも、でも……。欲しいの、少年の生ち×ぽ」

 普段のクールな顔をぐしゃぐしゃにして、ペニスをせがむ女は首を横に振りいやいやをする。

「もう僕は限界です、このまま入れたら、すぐ出ちゃうかも……」
「やだっ! 少年の生ちん×でおま×ここすってくれなきゃやだやだっ! やだやだやだやだぁっ!」

(こんなに余裕のないゆーかさん、乱れたゆーかさんを前に……僕はどうすれば……)

 逡巡していた少年が、一度深呼吸をして、覚悟
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