第四章
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暫くして実際にモンスター達が出て来た、モンスター達は様々な種類の荒れ地に出て来るモンスター達それに獣達が出て来たが。
二人はモンスターも獣も全て何なく倒して数日かけて村に着いた、そして村に着くとすぐに時計の届け先の十九世紀中頃のアメリカの趣きの民家に入ったが。
民家には一人の天使の少女が出て来た。西部劇の娘の服を着ている金髪に栗色の瞳の少女だ。その少女がだった。
二人を見てだ、怪訝な顔で尋ねた。
「あの、一体」
「実はカップって人から頼まれたんや」
「カップさんですか」
「ああ、その人からこの家まで腕時計を届けて欲しいってな」
ホイットマンは少女にこう言ってだった。
少女に腕時計を見せた、そのうえで彼女に言った。
「これをな」
「その時計は」
腕時計を見てだ、少女はすぐに察した顔になった。そのうえでホイットマン達に言った。
「そうですか、あの人が」
「あの人?」
「あの、まずは」
少女はホイットマンにあらためていてきた。
「中に入ってくれますか」
「家に中に入ってええんか」
「はい」
こう言って二人を家の中に入れた、その家の中はというと。
外観は十九世紀中頃だったが内装は二十世紀になっていた、暖炉もそうであり家具もだった。ただ家だけがそうだった。
少女は二人を家の中に入れると静かな口調で話した。
「その時計は大叔父さんが作ったものですね」
「大叔父さん?あの時計屋の爺さんがか」
「はい、祖母のお兄さんでして」
「親戚やったんか」
「そうです、兄妹仲はいいのですが」
「それでもかいな」
「祖母はフェニックスからこちらに嫁いで」
この村にというのだ。
「牧場をやっていまして」
「ほなあんたも」
「今は祖母の付き添いをしていますが」
「家族で牧場してるんやな」
「そうです、そして祖母は」
力ない声でだ、少女はホイットマンに話した。
「もう病で」
「それでかいな」
「ベッドから起き上がれなくなっています」
「そうやったんか」
「その時計は大叔父から祖母へのプレゼントですね」
少女はさらに言った。
「そうなのですね」
「そういうことやったんか」
「ここにお年寄りが、しかも戦わん職業で行くのは無理やな」
フェニックスからこの村までとだ、スタインベックも述べた。
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