暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第142話:Anxiety
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ックス達が慌てる。

「エイリア、何を言ってるんだ!?確かにパレットのオペレート技術は優秀だが、君達も戦場に出ることも含めてあまり賛成は出来ない!!」

「1人で数ヶ所のオペレートをするなど確実にキャパシティオーバーだ。彼女が優秀なのは認めるが…」

「流石に…無理じゃないかな?」

下手をしたらパレットが倒れてしまう可能性があるので、あまりそういうのはさせたくなかった。

「………分かりました。やります!!」

しかし顔を上げたパレットの表情はとても真剣なものであった。

「パレット…いいの?」

「はい、ルインさん!皆さんが頑張るんですから私も頑張らないと!!今は無茶をしてでも早く終わらせないといけない時なんですから!!」

彼女の表情を見て梃子でも動く気配が無さそうなのでエックス達は渋々と受け入れた。

「さて…僕からアクセルについての報告だが…」

空気が少しだけ和らいだのを感じたゲイトはすぐにアクセルのメンテナンスについて報告する。

「何だゲイト?まさかアクセルの体に何か異常でもあったのか?」

「い、異常なんかないよ!僕、全然平気だよ!!」

体を大きく動かして何ともないとアピールするが、ゲイトはアクセルの言葉を肯定するように頷いた。

「確かにボディに関しては何の問題もない。通常通りと言っていい。ただ問題なのはアクセルのコピーチップなんだ。」

「コピーチップだと?」

「どうやらアクセルが額に受けたVAVAの攻撃には最新型のシグマウィルスが組み込まれていたらしい。コピーチップがシグマウィルスに侵食されていた。それでもワクチンプログラムで大体の除去は出来たが、現時点では完全な除去は出来ない。」

その言葉にアクセルは当然としてこの場にいる全員が愕然となった。

冷静であるシグナスやゼロですら動揺を隠せていないのでかなりの衝撃なのだろう。

「う、嘘でしょうゲイト!?」

「嘘じゃない。しかし今は戦力が1人でも欲しい時だ。コピー能力を使わなければアクセルに悪影響が及ぶことはないだろう。アクセル、極力コピー能力は使わないで欲しい。特殊武器入手くらいならコピーチップもあまり使わないから平気だろうが」

「……分かったよ」

不安そうにシグマウィルスに侵されたらしいコピーチップと深く関わっている額のコアに触れるアクセル。

ルナの身を案じている彼はどこか不安定そうに見えた。

彼女の生死が分からない上にどこにいるのかも分からないことが彼の不安に拍車をかけた。

「ルナなら大丈夫よ」

エイリアは安心させるように微笑みながらそっとアクセルの頭に手を置いた。

「え?」

「ルナは大丈夫。証拠も何もないけど、大丈夫だって信じているわ。勿論心
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