別世界よりA
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りポピーはポピーだ…
ティミーはもう一人のトラブルメーカーと共に、サンタローズへと向かう…胃に穴が空く思いをしながら。
<サンタローズ>
「あらティミー君、いらっしゃい。残念ながらリュリュは出かけてるわよ」
ティミーとポピーはサンタローズに着くなり、シスター・フレアに出会いリュリュ不在を聞かされる。
「残念ねぇ〜ティミー!もう帰る?」
《コイツ、弟だったら絶対殴ってるのに!》
「今日はマーサ様に用がありまして…ご在宅ですか?」
「えぇ、マーサ様なら…」
ティミーはシスター・フレアと別れ、サンチョ夫妻と共に暮らす祖母の元へ赴く。
「ティミー様、ポピー様!お久しぶりです。………ティミー様…リュリュちゃんならご不在ですよ?」
サンチョがティミーの来村を不思議そうにしている。
「何で僕がサンタローズへ来ると、リュリュ目当てと思われるの!?」
「事実だからでしょ!」
ティミーの憤慨に爆笑しながら答えるポピー…
「あら?ティミー、ポピー…いらっしゃい。………でもリュリュちゃんは今村に居ないのよ…」
そこに2階から下りてきたマーサも、リュリュ不在を伝える。
「………いえ、今日はマーサ様に用がありまして…」
腹を抱えて笑うポピーを横目に、マーサに話しかけるティミー。
「まぁ、私に…何かしら…リュカの行動なら止められませんよ」
実の母親にこんな事を言わせるとは…
「実は…」
・
・
・
「あの子は飽きの来ない人生をおくってますね…」
これまでの状況を聞いたマーサは呆れるばかり…
「それで私の異界へのゲートを開ける力が必要と…しかし、私の力は魔界の門を開ける力…今回役に立つかどうか…」
困り顔で答えるマーサ。
「父さんが言ってました!『行動する前に諦めるのは愚か者だ』と…ともかくグランバニアへ来て頂けませんか?あの不思議な本を調べれば、何か分かるかもしれません」
「行動する前に諦めるのは愚か者ですか…良い言葉ですね」
「お祖母様。お父さんは女性を口説く時に、その言葉をよく使ってましたわ。『口説くだけ口説いて断られたら、諦めればいい。行動する前に諦めるのは愚か者だ』って?」
「なるほど…あの子らしいですね…」
「因みにティミーは、行動する前に諦めるのは愚か者よ。口説こうともしない!」
ポピーの言葉に辟易しているティミーが答える。
「リュリュは妹だ!口説く気は無い!当たり前だろ!」
「あらあら…別にリュリュの事ではないのですが…やっぱり忘れられないんでしょ?」
「こら、ポピー!ティミーが可哀想でしょ!あんまりからかわないの!」
「は〜い。ところでリュリュは何処へ行ったの?」
ティミーも行方が気になる様で、マーサの答えを待っている。
「確か…リュカに教わって
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