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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第2章:リムルダール編
20:猛犬注意
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在処を聞き出した」
「そ、そうか! で、ではエルは……ワシの孫娘は助かるのじゃな?」
よ、よかったぁ……材料も作り方も解ってるんならエルさんは助かる。

「そうは簡単にいかない。材料は在るが量が足りない。この問題を如何にかしないと」
「な、なんと!? 作り方が解っても材料が足りないのでは意味が無いではないか!!」
そ、そうだよ……全然意味ないじゃんか。

「僕もそう思うから言ってやったよ! そしたら『それ以上は面倒みれん。そっちで何とかしろ』だってさ。世界で1.2を争う役立たずっぷりだよね」
「な、何とか出来るのか!?」
そうだよ……何とか出来るのかよ?

「まぁ……たぶん」
「た、たぶん? リュ、リュカよ……如何か頼む。エルを……」
ゲンローワの爺さんはリュカに縋る様に頼み込む。

「解ってるって……鬱陶しいから離れろ」
そう言ってゲンローワの爺さんを押しやると、俺等全員を見渡して右手人差し指を口元に近付け、静かにする様に伝えると希望の旗付近から空を見上げる。そして……

「おい。世界ナンバー1の役立たずになりたくなかったら手を貸せ貧乳女神!」
ひ、貧乳女神?
リュカは一体誰に話しかけてるのだろうか?

この場に居る女性陣に視線を向けたが、各々自分の胸に目をやって自分じゃ無い事を確認してる。
確かにミノリもケーシーもヘイザンも、それぞれ大きさに差はあっても貧乳だとは思えない。何よりリュカが彼女らに『貧乳女神』と言うとは思えない。

『……………』
「お前も働けって事だよ」
貧乳女神が誰だか判らないまま、リュカは誰かと会話をしている。

『……………』
「うん。この聖なる草をバラして種にする。草1本から種は2個出来るから、それを畑に植えて草を2本に増やす。そして育った草から合計4個の種を作り、また植えて草を4本にする。もう一回同じ事をすれば草は8本になるから、聖なる滴を作るのに足りるだろう」

なるほど!
誰とだかは解らないがリュカの説明で皆も頷いた。
ただリュカの会話相手の声は皆にも聞こえてない様子だ。

『……………』
「そうだよ。種を成長させるのは時間がかかる……だがエルの病気は進行を待ってくれないだろう。そこでお前の貧乳パワー……違った、女神パワーで草の成長を促進させろ」

え? そ、そんな事が出来るの!
俺はビックリして皆に視線を向けると、ザッコが「も、もしかして……ルビス様と話してるんだべか?」と呟いた。ま、まじ!?

『……………』
「……あ、そ。じゃぁ俺も放棄する。もう復興に手を貸さない。エルが死んだら、アレフガルドなんて如何なろうと知らない……もう手伝わないからね」

『……………』
「脅しじゃねーし。本音だし。ってかエルが死んだら俺、竜王に協力す
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