星10 聖域の日常2
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故か斜め上に向かって力を発揮し、この時にアンタレスを打つ為の小宇宙の練り方のコツを掴みました。ミロ、ちょろいですな。
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「子供って単純ですよねー?」
「……一応、言っておくがお前も子供なんだぞ?」
おおう、忘れてました。私ってば、後少しで中身は三十二歳の身体は十二歳になるんですよね。……年取るの早いですねぇ。
「カノンは今、十五でしたっけ?十五に見えない体格してますよねー」
「そういうお前は小さいな。女の方が大きくなるのが早いと聞くが、本当に身長伸びてるのか?」
「むむ、失礼な!身長に関しては後半戦でケリを着けます!」
「何とケリを着けるつもりなんだ。お前は」
くっくっく、とまた笑われました。まったく、失礼ですね!
「さっきは助けない方がよかったですかね?」
「……すまなかった。俺が悪かった!これでいいか?」
「最後のは余計です」
そう、何やら揉めてる?みたいな感じで、気になったんで近くまで騒ぎっぽい所に行ってみたら、カノンが似合わないにっこにこ顔して神官や、女官の相手をしてたんですよ。
どうやらサガと勘違いされて、サガしか知らない事を聞かれてるっぽく、困ってますオーラが出てましたね。
仕方ないので教皇様が呼んでいると言って抜けてきたのです。
教皇様なら聞かれてもカノンの事を知ってますし、誤魔化してくださるでしょう。まぁ、気軽に聞ける様な立場じゃありませんから大丈夫だと思います。
そして、私達はいつものスニオン岬に来ており、適当な岩に座って雑談していました。
「で、カノン、私に言う事があるでしょ?」
「……」
「意地を張ってるとしつこいですよー?私」
「あ!あ……が、とぅ」
「ん?」
「ありがとうと言ったのだ!ちゃんと聞け!!」
なんか逆切れされてるー!?ん?あらま、顔真っ赤。
「そんなに恥ずかしがらなくても……」
「くっ!」
まさに不覚!みたいな感じで悔やまなくても……。
「仕方ない人ですねぇ」
「う、うるさぃ!」
からかい過ぎると拗ねるのでここまでにしますか。
そう思っていい加減飽きてこないのか?と聞いたら、時々しか貰えないから飽きない。っと言われたクッキーを渡す為に、ベルトに引っ掛けていた袋を取り外すのでありました。
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