星10 聖域の日常2
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シャカ!」
「わたしはどっちにもなりたくないです」
ちびっ子達はすんごい好き勝手に言ってますね。……そう言ってられるのも今のうちですよー。って、私、そんなに怒りっぽいですか?
「ほらほら、皆さん。修行の続きをしますよー」
「……お前が変な素振りするから」
「んにゃ?何か言いました?」
「な、なんでもねーよ!!」
デス君がまた何か言ってましたけど、小声過ぎてわかりませんでした。
うむ、気にしない事にしますかー。
「では、皆さん、今日はサイコキネシスいってみましょー」
「「えー」」
「アイオリア、ミロ、”えー”ではないのです。苦手なものは今のうちに出来る様になった方がいいんですよ?」
「でも、やっぱり苦手だよ」
「そう言わずに」
っと、言いながらアイオリアの頭を撫でます。うん、ふわふわな触り心地。
「おれ、スカーレッドニードル使えるからいい」
「アンタレス使えます?」
「うっ」
この時、ミロはまだアンタレスを使うのが苦手みたいでした。意外です?私も初めて知った時はビックリしました。どうやらアンタレスを打つのに小宇宙の練り方が甘いと打てないみたいで。
小宇宙を燃やし、巧みに操る事が出来るにはサイコキネシスで慣れた方が良いと見ました。
「早く使えるようになりたいでしょう?」
「そ、そうだけど……」
「ミロ、後でわたしの分のクッキー「ダメです」うっ」
もう、皆さん平等に配ってるんですから、そういうのはダメです
「カミュの分はカミュの分。ちゃんとミロにはミロの分があるので大丈夫ですよ」
するとカミュが私に近付いてきて、服の裾をクイクイ引っ張ってきたので、カミュの身長に合わせる様に少しだけ屈みます。
「でも、何かミロのやる気を出す方法がないと、このままだとサボってしまいますよ」
「ふむ」
では、こうしましょう。
「ミロ」
「ん、なんだ?」
皆さんから少し離れて、こっちこっちと誘導し、耳元で囁きました。
「え、ホント!?」
「はい」
「嘘じゃないよな!」
「生憎、嘘は嫌いですね」
そう言うと、ミロは目を輝かせて私に「耳を貸せ!」っと大慌て。まったく、仕方ないですねぇ。
ミロに耳を傾け、言葉を聞きました。
「はい、良いですよ」
「おお!よーし、やるぞぉー!」
「では、ミロ。君に決めた!」
「おう!」
そうして大岩に向かって指を突き出し、ミロを向けさせます。
私はミロとの約束を考え、今後の事に関しては一旦隅に置いておく事にしました。
その日ミロは何
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