星9つ 年少者達
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
さて、この状況はどうしたらいいでしょうか……。
「カミュ、君、ミロに恨みでもあるんですか……?」
「 ? 何の事です?」
いや、何の事です?じゃ、ねーですよ。
「この年でフリージングコフィンが完璧に使えるとは」
「ああ、天才か」
サガ、アイオロス、そういう事でもねーです。
「お二人共、そういう事ではないと思いますよ」
ジト目でそう言ったのはムウです。私の代わりにツッコミ入れてくれて、せんきゅーですよ!
「見事に凍ってるな」
コンコンと大きな氷を小突いたのはアイオリアです。
「でも、どうするのだ?このままでは本当に死んでしまうぞ」
後頭部をポリポリとかいて恐らく、冷や汗を掻いているのはアルデバランです。
「ん?念仏でも唱えるかね?」
平気な顔してそんな事を言うシャカ。
そして、アイオリアが小突いた大きな氷の中身は、カミュを仲が良いという自負があるのでしょうけど、ふざけて怒らせてしまい、フリージングコフィンによって凍らされたミロです。(テテーン)
アイオロスの言った通り、完璧なフリージングコフィンですけど、カミュに聞いた所、
「凍らせるだけなら得意です」
とか。この子、絶対に怒らせたらあかんヤツです。
そう、実は三人が来たと思ったら、もう、あれからもう一年経ち、年少組、六人が各地の出身地、修行場から聖域に黄金聖闘士候補として集められ、修行の続きをしに来たのです。
……ふむ、年月とは経つのが早いですね。しみじみ。
先輩としてしっかりせねば!ですね。
「シュラー、ちょっとこの氷、切ってくださいー」
「ふぅ、仕方ないな……」
そう言ってミロを傷つけない様にギリギリの所で氷を切っていきます。
流石、聖剣使いですね。
「氷職人になりませんか?」
「ならん」
すっごく呆れたって顔してますね。サーセン!
まぁ、さておき
「では、皆さん、ここにマントがあります」
「いつの間に……」
腰に巻いていたので目立たなかった様ですね。サガ、気付かないとはまだまだですね。ふふっ、何故持っているかは秘密です。
「そのマント、どうするんだ?」
アイオロスが何気なく聞いてきます。
「こうするんです」
マント全体に小宇宙を纏わせてミロを包み込み、そのまま小宇宙に熱を宿らせ、しばらくすると……
「さ、さむっ、げほっげほっ!」
「あ、ミロ」
ミロが寒がりながらも咳をしてマントから出てきました。
「「「「「おおー」」」」」
「なるほど」
「考えたな」
「まぁ、こんな感じですね」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ